いせしんひゃくいん【伊勢新百韻】
俳諧集。中川乙由、星山反朱編。元禄11年(1698)刊。1冊。乙由のほか岩田涼菟、各務支考らの作品を収める。
いちじょうせっしょうぎょしゅう【一条摂政御集】
藤原伊尹の私家集。194首を収める。成立年、自撰・他撰の別は未詳。冒頭41首は下級官人を主人公とする恋物語風のまとまりになっており、この部分は晩年の伊尹の自撰である可能性が高いとされる。
いち‐ぼう【一望】
[名](スル)広い景色などを一目で見渡すこと。一眸(いちぼう)。「—に収める」「山頂から太平洋を—する」
いち‐ぼう【一眸】
《「眸」はひとみの意》「一望」に同じ。「—のうちに収める」
いと‐まき【糸巻(き)】
1 糸を巻いておくこと。また、そのための道具。 2 釣り糸を巻き収める道具。 3 三味線などの弦楽器の棹(さお)の上部にある、糸を巻きつけるねじ。転手(てんじゅ)。 4 江戸時代、女性の髪の結い...
うけ‐と・る【受(け)取る/請(け)取る】
[動ラ五(四)] 1 受けて取る。渡されたものを受け収める。「手紙を—・る」 2 人の言葉や行動などを自分なりの判断で解釈する。また、納得する。「話を額面どおりに—・る」「善意に—・る」 3 責...
うじしゅういものがたり【宇治拾遺物語】
鎌倉初期の説話集。15巻。編者未詳。建保年間(1213〜1219)の成立か。貴族説話・仏教説話・民間説話など197話を収める。仏教的色彩が濃い。
うち‐い・る【打ち入る】
[動ラ四] 1 勢いよく中に入る。「庭に—・り縁の際(きは)に寄り給ひて」〈義経記・二〉 2 物事に熱中する。心を打ち込む。「明け暮れ碁に—・りて」〈浮・織留・二〉 [動ラ下二] 1 ひょい...
うみやまのあいだ【海やまのあひだ】
釈迢空(しゃくちょうくう)(折口信夫)の自撰歌集。大正14年(1925)刊。明治37年(1904)頃から大正14年(1925)までの作品を収める。
うらさびしがわ【心淋し川】
西条奈加の連作短編小説集。江戸時代の、小さな川沿いの長屋に暮らす人々を描く全6作を収める。第164回直木賞受賞。