くち‐こごと【口小言】
あれこれとやかましく言う小言。「隠居も後で—を言ったが」〈二葉亭・其面影〉
くち‐ことば【口言葉/口詞】
1 話し言葉。口頭語。「我々の—は省略が最も自由で」〈柳田・国語の将来〉 2 「言葉」を強調した言い方。「—たたかずと、早う連れていなっしゃれ」〈浄・女舞衣〉
くち‐コミ【口コミ】
うわさ・評判などを口伝えに広めること。「—で売れる」 [補説]マスコミをもじった語。1960年代の初めに使われだした。
くちコミ‐サイト【口コミサイト】
商品の使い勝手やサービスのよしあしなどについて、消費者が自由な評価を書き込んだり、閲覧したりできるウェブサイト。レビューサイト。
くち‐ごうしゃ【口巧者】
[名・形動]口先のうまいこと。また、その人や、そのさま。口じょうず。「—な横着ものめ」〈芥川・闇中問答〉
くち‐ごたえ【口答え】
[名](スル)目上の人に逆らって言い返すこと。口返答。「父親に—する」
くち‐ごも・る【口籠もる】
[動ラ五(四)] 1 言葉や声が口の中にこもってはっきりしない。「—・った声」 2 返答に窮したり、言いづらい事情があったりして、言うのをためらう。また、途中で言うのをやめる。「厳しく追及されて...
くち‐ごわ【口強】
[名・形動ナリ] 1 強く言い張ること。また、言葉つきの荒々しいさま。「物も覚えぬ山伏かな、判官かと思せば、—に返事し給ふ」〈義経記・七〉 2 馬の口取りのむずかしいこと。馬の性質が荒く御しにく...
くち‐ごわ・し【口強し】
[形ク] 1 強く言い張るさま。「—・くて手触れさせず」〈源・葵〉 2 荒れ馬が手綱に従わず、扱いにくいさま。「白葦毛(しろあしげ)なる馬の、きはめて—・きにぞ乗ったりける」〈平家・八〉
くち‐さかずき【口杯/口盃】
杯を交わさずに言葉だけで約束すること。「媒(なかうど)いらずの祝言、盃なしの—」〈浄・天神記〉