く‐しょう【口称】
口に念仏を唱えること。
くしょう‐ねんぶつ【口称念仏】
口に南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)などの念仏を唱えること。また、その念仏。→観念念仏
く‐じゅ【口受】
[名](スル)直接に口頭で教えを受けること。こうじゅ。
く‐じゅ【口授】
[名](スル)直接に口で言って教え授けること。こうじゅ。「秘伝を—する」
く‐ぜち【口舌/口説】
1 「くぜつ(口舌)1」に同じ。 2 「くぜつ(口舌)2」に同じ。「三人(みたり)ばかり、病事、—」〈かげろふ・下〉
く‐ぜつ【口舌/口説】
1 言葉。弁舌。また、口先だけのもの言い。おしゃべり。多弁。「恋の—」「—の徒」 2 言い争い。文句。特に江戸時代、男女間の痴話げんか。「かやうの—の絶えぬは、これゆゑにこそ」〈著聞集・一六〉
くぜ・る【口舌る/口説る】
[動ラ四]《「くぜつ(口舌)」の動詞化。「ぐぜる」とも》 1 いろいろ述べたてる。「手前が言っちゃあきまりが付かない。女郎衆に—・らせろ」〈洒・多佳余宇辞〉 2 言い争う。痴話げんかをする。「(...
く‐ぜん【口宣】
1 職事(しきじ)が、叙位・任官などの勅命を口頭で上卿(しょうけい)に伝えること。 2 「口宣案」に同じ。
くぜん‐あん【口宣案】
「口宣1」の手控え。のちには独立して効力のある文書となった。口宣。
く‐そう【口唱】
仏・菩薩(ぼさつ)の名を口に出してとなえること。「南無阿弥陀仏と、くも—遥かに声うちあげたれば」〈栄花・峰の月〉