とりたちのかこう【鳥たちの河口】
野呂邦暢の短編小説、および同作を表題作とする小説集。短編小説は、昭和48年(1973)「文学界」誌に発表。第69回芥川賞候補となった。小説集も同年刊行。
どく‐ぐち【毒口】
にくまれぐち。あくたれぐち。毒舌。「厭味交りの—きいて」〈露伴・寝耳鉄砲〉
毒蛇(どくじゃ)の口(くち)
危険な場所。また、危険が身に迫っていることのたとえ。毒蛇の腮(あぎと)。
ない‐にょうどうこう【内尿道口】
膀胱(ぼうこう)から尿道が始まるところ。→外尿道口
なか‐ぐち【中口】
1 中央にある入り口。なかのくち。 2 両者の間に入って、どちらに対しても相手の悪口を言うこと。中傷。なかごと。「有るかぎりの蔭口、—、告口、そしり口」〈荷風・腕くらべ〉
なかだち‐ぐち【仲立ち口】
両者の間に入ってうまくとりなす言葉。なこうどぐち。
なか‐の‐くち【中の口】
屋敷の玄関と台所口の間にある入り口。
なこうど‐ぐち【仲人口】
仲人が縁談をまとめるため、両方に体よくとりなしていう言葉。また、あてにならない話のたとえ。
仲人(なこうど)は宵(よい)の口(くち)
仲人は、結婚式が済んで任務が終わったら、長居をせずに引き上げたほうがいい。
ななつ‐ぐち【七つ口】
江戸城大奥の出入り口の一。奥女中の外出のときなどの通用口。夕方七つ時に閉鎖された。