いけのぼう‐りゅう【池坊流】
華道の流派の一。室町中期、専慶の立花に始まり、専応(せんおう)・専栄(せんえい)を経て、桃山期から江戸前期にかけて初世および2世専好により大成された。諸流派中、最も古い伝統をもち、現在もなお最大...
い‐こう【遺構】
残存する古い建築物。また、昔の都市や建造物の形や構造を知るための手がかりとなる残存物。考古学では、住居跡・倉庫跡・水田跡など、その配置や様式を知る手がかりとなる基壇や柱穴など。
いぜん‐げん【已然言】
国文法でいう已然形の古い言い方。東条義門の用語。
いそ‐まつ【磯松】
1 磯辺に生えている松。 2 イソマツ科の多年草。暖地の海岸に生え、高さ約15センチ。小低木状で、茎の古い部分はクロマツの幹に似て、へら形の葉が茎の頂に群がってつく。8、9月ごろ、淡紫色の花を穂...
い‐ちく【移築】
[名](スル)建築物を解体して他の場所へ移し建て直すこと。「古い民家を—する」
いち‐しろ・し【著し】
[形ク]「いちじるし」の古い形。「天霧(あまぎ)らし雪も降らぬか—・くこのいつ柴に降らまくを見む」〈万・一六四三〉
いにし‐え【古】
《「往(い)にし方(へ)」の意》 1 過ぎ去った古い時代。過ぎ去った月日。昔。過去。「—の都の姿をとどめる」 2 亡くなった人。故人。「—の御許しもなかりし事を」〈源・宿木〉
いにしえ‐ぶみ【古書/古典】
古い時代の書物。古典(こてん)。「おのれ—をとくに師の説とたがへること多く」〈玉勝間・二〉
いび‐るい【異尾類】
十脚目に属する甲殻類のうちヤドカリ類の総称。古い分類による呼称で、長尾類(エビ類)・短尾類(カニ類)に対していう。現在は抱卵亜目の下位に異尾下目として分類される。タラバガニ・ヤシガニなどもこれに...
いま‐やき【今焼(き)】
古い伝統的なものに対して、新しく焼かれた焼き物。歴史的には利休時代の楽焼きなどをさすが、慶長年間(1596〜1615)には茶入れ・黒茶碗・香合なども今焼きと呼ばれた。