こきんわかしゅうせいぎ【古今和歌集正義】
古今集の注釈書。23巻。香川景樹著。天保3年（1832）成立。同6年から刊行、明治28年（1895）に全部刊。
こきんわかしゅうひょうしゃく【古今和歌集評釈】
金子元臣による古今和歌集の注釈書。明治34年（1901）から明治41年（1908）にかけて、全5巻を刊行。
こきんわかろくじょう【古今和歌六帖】
平安中期の類題和歌集。6巻。編者・成立年ともに未詳。万葉集・古今集・後撰集などの歌約4500首を、歳時・天象・地儀・人事・動植物など25項、516題に分類したもの。六帖。古今六帖。
こきん‐わた【古今綿】
江戸時代、延宝（1673〜1681）から宝永（1704〜1711）のころに流行した綿帽子の一。前額からほおにかけ、あごのところまで包む。頰包み。古今帽子。
こけ‐の‐ころも【苔の衣】
１ 地を覆う苔を衣にたとえていう語。こけごろも。「白露の朝(あした)夕べにおく山の—は風もさはらず」〈新古今・雑中〉 ２ 僧・隠者などの着る粗末な衣服。こけごろも。こけのたもと。こけのきぬ。「男...
こけ‐の‐したみず【苔の下水】
苔の下を通って流れる水。「岩間とぢし氷も今朝は解け初(そ)めて—道求むらむ」〈新古今・春上〉
心地(ここち)損(そこ)な・う
健康をそこねる。病気になる。「—・ひてわづらひける時に」〈古今・春下・詞書〉
ここの‐かさね【九重ね】
《「九重(きゅうちょう)」を訓読みにした語》宮中。ここのえ。「—の中にては嵐の風も聞かざりき」〈古今・雑体〉
こころ‐だか・し【心高し】
［形ク］《「こころたかし」とも》 １ 志が高い。また、人柄が高潔である。気高い。「世の中を—・くも厭(いと)ふかな富士の煙を身の思ひにて」〈新古今・雑中〉 ２ 気位が高い。高慢である。「身のほど...
こころ‐な・い【心無い】
［形］［文］こころな・し［ク］ １ 思慮がない。無分別である。「—・い観光客が残したごみ」⇔心ある。 ２ 他人に対して思いやりがない。情がない。「病人にとっては—・い言葉だ」 ３ 情趣を解しない...
