へ‐お【綜緒/攣】
「足緒(あしお)」に同じ。「—つきて山に入りにし荒鷹のいと招(を)き憎き空言なせそ」〈古今六帖・二〉
へきあんしょう【僻案抄】
鎌倉時代の注釈書。1巻。藤原定家著。嘉禄2年(1226)成立。父俊成から受けた口伝を含め、古今・後撰・拾遺の三代集の難語を考証・注解したもの。僻案集。
べく‐も‐あら◦ず
[連語]《助動詞「べし」の打消し「べくあらず」に助詞「も」を挿入して強調したもの》 1 …はずがない。…しそうにない。「風波、とににやむ—◦ず」〈土佐〉 2 …できそうもない。「よそにのみ恋ひや...
べし
[助動][べから|べく・べかり|べし|べき・べかる|べけれ|○]活用語の終止形、ラ変型活用語は連体形に付く。 1 当然の意を表す。…して当然だ。…のはずだ。「地方路線のいくつかはやがて廃止される...
べ‐み
[連語]《推量の助動詞「べし」の語幹「べ」+接尾語「み」》…しそうなので。…はずであろうから。多く「ぬべみ」の形で用いる。「いた泣かば人知りぬ—」〈允恭紀・歌謡〉 「佐保山のははその紅葉ちりぬ—...
べらなり
[助動][○|べらに|べらなり|べらなる|べらなれ|○]《推量の助動詞「べし」の語幹「べ」+接尾語「ら」+断定の助動詞「なり」》活用語の終止形、ラ変型活用は連体形に付く。状態の推量を表す。…よう...
ほう‐しょう【褒称】
[名](スル)ほめたたえること。称賛。「古今の賢人が—する名著」
ほがら‐ほがら【朗ら朗ら】
[副]朝がしだいに明けて、明るくなっていくさま。「しののめの—と明けゆけばおのが後朝(きぬぎぬ)なるぞ悲しき」〈古今・恋三〉
ほし‐の‐くらい【星の位】
1 星の並び。星座。「紫宵の上には—おだやかに」〈保元・上〉 2 《雲の上人を星にたとえて》三公。また、宮中に列する公卿・殿上人(てんじょうびと)をいう。星の宿り。「—は政(まつりごと)を助けし...
ほっこり
[副](スル) 1 いかにも暖かそうなさま。ほかほか。「—と暖かい綿入れ」「心が—する話」 2 ふくよかなさま。「—とした風だったけが、今ぢゃあ痩(や)せおとろへなんして」〈洒・婦足鬜〉 3 ...