てつ‐びし【鉄菱】
日本古来の武器の一。四方にとげのある、ひし形の小鉄片。地上に散布して敵の馬の脚を痛めつけ、その進退を妨害するために用いた。
てんのう‐ざん【天王山】
京都府南部、乙訓郡大山崎町にある小丘。淀川の分岐点にあり、古来水陸交通の要地。天正10年(1582)山崎の戦いで、羽柴秀吉が明智光秀を破った。 《の故事から》勝敗や運命の重大な分かれ目。
でわ‐さんざん【出羽三山】
山形県にある月山(がっさん)・羽黒山・湯殿山の総称。古来、修験道の聖地。
とう【豆】
中国古来の高坏(たかつき)状の皿・鉢。食器、また祭器ともされ、陶製・青銅製・木製などで蓋(ふた)がつくものとつかないものとがある。
とう‐し【唐紙】
中国で作り、日本に輸入された紙。質はもろいが、墨の吸収がよいので古来書画用などとして愛用された。19世紀に入って和唐紙とよばれる模造品も作られた。→からかみ(唐紙)
とがのお【栂尾】
京都市右京区、清滝(きよたき)川上流の景勝地。古来、高雄(たかお)(高尾)・槙尾(まきのお)とともに三尾(さんび)と称する紅葉の名所。明恵上人(みょうえしょうにん)が再興した高山寺(こうざんじ)...
とす【鳥栖】
佐賀県東部の市。JR鹿児島本線と長崎本線との分岐点。古来、陸路の要所。田代太田古墳・安永田遺跡がある。人口6.9万(2010)。
とちゅう‐ごえ【途中越】
京都市左京区大原から滋賀県大津市に至る峠。比叡山と比良山の鞍部にあり、古来、京都と北国を結ぶ要地。竜花越(りゅうげごえ)。途中峠。
トハラ【Tochara/Tokhara】
アフガニスタン北部のアム川上流の民族名および地域名。民族は、イラン系の遊牧民で、前2世紀にバルフを中心としたバクトリア王国を倒し、のち大月氏に服属。史記では大夏(たいか)と記述。古来、中国・中央...
トルコ‐タバコ
トルコ産の葉タバコ。色は鮮黄で、ニコチンの含有量が少ない。古来、高級紙巻きタバコの原料として知られる。エジプトタバコ。