ま
[接尾]名詞、形容詞の語幹、動詞の未然形、打消しの助動詞「ず」などに付いて、そのような状態である意を表す。多く「に」を伴って副詞句をつくる。「大和は国のまほら—」〈景行紀・歌謡〉 「ぬばたまの夜...
まえ‐く【前句】
1 連歌・俳諧で、付句(つけく)の前に位置する句。 2 「前句付け」の略。
まえく‐づけ【前句付(け)】
雑俳の一。出題された七・七の短句(前句)に五・七・五の長句(付句)をつけるもの。元禄(1688〜1704)ごろから庶民の間に流行、のちの川柳の母体となる。例えば「美事(みごと)なりけり美事なりけ...
まくら‐ことば【枕詞/枕言葉】
1 昔の歌文、特に和歌に用いられる修辞法の一。一定の語句に冠してこれを修飾し、または語調を整える言葉。普通は5音、まれに3音・4音などのものもある。「あしひきの」「たらちねの」「ひさかたの」など...
マジック‐ワード【magic word】
《魔法の言葉の意》宣伝や説得などに効果のある言葉。殺し文句。 [補説]日本語での用法。英語では、相手に願いを聞いてもらいたいときの“please.”のことを指す。
まずしききょうえん【貧しき饗宴】
安住敦の句集。昭和15年(1940)刊行。
まち【街】
秋元不死男による句集。昭和15年(1940)刊。
末席(まっせき)を汚(けが)・す
集まりなどに出席したり仲間に加わったりすることを、へりくだっていう言い方。「選考委員の—・す」 [補説]この句の場合、「汚す」を「よごす」とは読まない。
まっ‐ぴつ【末筆】
文章、特に手紙の末尾にしるす文句。「—ながら、奥様によろしく」
まつ‐よい【待宵】
1 《翌日の十五夜の月を待つ宵の意》陰暦8月14日の夜。小望月(こもちづき)。《季 秋》「—を終(つひ)に雨来し梢かな/句仏」 2 来るはずの人を待つ宵。「—のふけゆく鐘の声きけばあかぬ別れの鳥...