もじ・る【捩る】
[動ラ五(四)] 1 著名な詩文などの文句をまねて言いかえる。「古歌を—・って世相を風刺する」 2 ねじる。よじる。ひねる。「しねくねと肩を—・りながら」〈里見弴・多情仏心〉 [可能]もじれる...
もち【餅】
《「もちい」の略で、糯(もち)で作ったものの意》糯米(もちごめ)を蒸して臼でついて、種々の形にまとめたもの。正月や節句、祝い事に用いられる。広くは、糯米以外の穀類で作るものをもいう。
モットー【motto】
日常の行為の目標や方針となる事柄。また、それを表現した語句。標語。座右の銘。
もと‐すえ【本末】
1 本と末。上と下。また、先とあと。 2 草木の幹と枝葉。また、上枝と下枝。 3 物事の根本と枝葉。大切なこととそうでないこと。ほんまつ。 4 物事の始めと終わり。また、始めから終わりまで。一部...
もの【者】
《「物」と同語源》人。多く、他の語句による修飾を受ける。卑下・軽視する場合や、改まった場合に用いられる。「店の—に言いつけてください」「土地の—に任せる」「持てる—の悩み」
物(もの)言(い)えば唇(くちびる)寒(さむ)し秋(あき)の風(かぜ)
《芭蕉の句から》人の短所を言ったあとは、後味が悪く、寂しい気持ちがする。転じて、何事につけても余計なことを言うと、災いを招くということ。
もの・する【物する】
[動サ変][文]もの・す[サ変]《ある動作をそれと明示しないで婉曲(えんきょく)に表現する語》 1 詩文などを作る。「傑作を—・する」「一句—・する」 2 「ある」「居る」、また「行く」「来る」...
もの‐づけ【物付け】
連歌・連句の付合(つけあい)手法の一。前句の中の事柄または言葉に縁を求めて付ける方法。→詞(ことば)付け →心付け
ものは‐づけ【物は付け】
雑俳の一。点者が出す「…のものは」「…するものは」などの題に対して、機知に富んだ答えの句を付けるもの。寛保(1741〜1744)のころから江戸で流行。謎(なぞ)付け。
もの‐び【物日】
1 祝い事や祭りなどが行われる日。 2 江戸時代、遊里で定めていた五節句などの特別の日。この日遊女は必ず客をとらねばならず、揚げ代もこの日は特に高かった。紋日(もんび)。