ろんり‐かいしゃく【論理解釈】
法律の解釈において、単独の語句・文章の文法的な意味にこだわることなく、意味を補正したり、他の条文との整合性を考えたりして、その条文の意義を重視する方法。⇔文理解釈。
ローマンしょう【浪漫抄】
多田裕計の俳句集。昭和49年(1974)刊行。
わいばく【濊貊】
古代、中国東北部から朝鮮半島北東部にかけて居住したツングース系の民族。この中から扶余・高句麗などが国家を形成。かいはく。
わ‐かん【和漢】
1 日本と中国。「—の歴史」 2 和文と漢文。 3 和学と漢学。 4 「和漢聯句(れんく)」の略。
わかん‐れんく【和漢聯句】
連歌・聯句の形式の一。発句(ほっく)を和語の句で始め、以下五言の漢詩句と交互に詠み進めるもの。五山文学において盛行。→漢和(かんな)聯句
わかんろうえいしゅう【和漢朗詠集/倭漢朗詠集】
平安中期の詩歌集。2巻。藤原公任撰。長和2年(1013)ごろの成立か。朗詠に適した白居易などの漢詩文の秀句約590首と紀貫之(きのつらゆき)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)などの和歌約220...
わがもの【我がもの】
端唄・うた沢節。一中節の都伝内の作曲といわれる。「我がものと思へば軽し笠の雪」という句を冒頭に、雪の夜、女のもとに通う心をうたったもの。幕末ごろ、京坂地方で流行、江戸にも広まった。
我(わ)が物(もの)と思(おも)えば軽(かる)し笠(かさ)の雪(ゆき)
《其角の句「我が雪と思へば軽し笠の上」から》自分のためとあれば苦労も負担に感じないことのたとえ。
わき【脇/腋/掖】
1 両腕の付け根のすぐ下の所。また、体側とひじとの間。わきのした。「本を—に抱える」 2 衣服で、1にあたる部分。「洋服の—を詰める」 3 (「傍」「側」とも書く)すぐそば。かたわら。「門の—に...
わき‐く【脇句】
連歌・連句で、発句(ほっく)の次に七・七と付ける第2句。ふつう、発句と同季。脇。