しょうぶ‐うらない【菖蒲占い】
占いの一。端午の節句に、ショウブを結んで「思うこと軒のあやめにこと問わんかなわばかけよささがにの糸」と唱えて、そのショウブにクモが網を張れば思うことがかなうしるしであるとした。あやめのうら。
しょうぶ‐かぶと【菖蒲兜】
1 端午の節句にショウブで兜(かぶと)の形に作ったもの。 2 端午の節句に飾る兜。《季 夏》
しょうぶ‐きり【菖蒲切り】
昔、端午の節句に、男の子が印地(いんじ)打ちをしたあとで、菖蒲刀で切り合った遊び。
しょうぶ‐づつみ【菖蒲包み】
端午の節句に、ショウブを包むのに用いた熨斗(のし)形の折り紙。
しょうぶ‐ゆ【菖蒲湯】
5月5日の節句の日、邪気を払うために、ショウブの根や葉を入れて沸かす風呂。《季 夏》「—を出てかんばしき女かな/草城」
しょう‐ぶん【小分/少分】
1 小さく分けること。また、少しの部分。少しの量。一部分。「仏は御弟子その数多かり。我に—を分け給ふべし」〈今昔・一・一〇〉 2 身分の低いこと。また、その人。「—なる人と見ますれば、結句たしな...
しょうめつ‐めつい【生滅滅已】
仏語。「涅槃(ねはん)経」の偈(げ)の一句。生じ滅するといった移り変わりがやむこと。しょうめつめっち。
しょ‐うら【初裏】
連歌・連句を書きつける懐紙の1枚目の裏側。すなわち、2ページ目。百韻では14句、歌仙では12句を書き記す。→初表(しょおもて)
しょうらい【松籟】
富安風生の第3句集。昭和15年(1940)刊行。
しょうりゃく‐ほう【省略法】
修辞法の一。章句を簡潔にして、言外の陰影・余韻などを読者に感じ取らせようとする方法。「花は桜木、人は武士」の類。