あ‐め・く【叫く】
[動カ四]《「あ」は擬声語、「めく」は接尾語》大声を出す。さけぶ。わめく。「そこら集まりたる大衆、異口同音に—・きて」〈宇治拾遺・五〉
おら・ぶ【叫ぶ】
[動バ四]大声で叫ぶ。また、大声で泣き叫ぶ。「菟原壮士(うなひをとこ)い天仰(あめあふ)ぎ叫び—・び地(つち)を踏み」〈万・一八〇九〉
きゅう‐ごう【叫号】
[名](スル)さけぶこと。
きょう【叫】
[常用漢字] [音]キョウ(ケウ)(呉)(漢) [訓]さけぶ 甲高い声を張りあげる。「叫喚/号叫・絶叫」 [難読]雄叫(おたけ)び
きょう‐かん【叫喚】
[名](スル) 1 大声でわめきさけぶこと。「阿鼻(あび)—」「厨の燃え立つ底より一声—せるは誰」〈紅葉・金色夜叉〉 2 「叫喚地獄」の略。
きょうかん‐じごく【叫喚地獄】
八大地獄の第四。殺生・偸盗(ちゅうとう)・邪淫(じゃいん)・飲酒をした者が落ち、熱湯や猛火の中で苦しめられ、泣きさけぶ所という。
きょう‐ごう【叫号】
[名](スル)大声で叫ぶこと。「風波に駭(おどろ)きし—の声は」〈鴎外訳・即興詩人〉
きょう‐せい【叫声】
さけび声。「—があがる」
さけび【叫び】
1 大声をあげること。また、その声。「助けを求める—」 2 他に向かって必死の思いでする主張。「民族独立の—」
さけび‐ごえ【叫び声】
大きく張りあげる声。叫ぶ声。叫び。「—をあげる」