だい‐ばん【台盤】
《「だいはん」とも》公家の調度の一。食器や食物をのせる台。4脚・横長の机状で、朱または黒の漆塗り。上面は縁が高く、中が低い。
だいばん‐どころ【台盤所】
1 台盤を置く所。宮中では、清涼殿(せいりょうでん)の一室で女房の詰め所。貴族の家では、食物を調理する台所。 2 大臣・大将など貴人の妻の称。奥方。御台所(みだいどころ)。
だい‐ひきもの【台引き物】
客への土産として、膳部(ぜんぶ)に添えて出す肴(さかな)・菓子の類。「ありがた加田海布(かだめ)の—」〈浄・宵庚申〉
だい‐ふき【台拭き】
食卓などをふくための布。台ぶきん。
だい‐ぶきん【台布巾】
食卓などを拭うための専用のふきん。
だい‐ほん【台本】
演劇・映画・放送などで、演出のもととなる、せりふやト書きなどを書いた本。脚本。
だい‐め【台目/大目】
1 茶室の畳で、普通の畳の約4分の3の大きさのもの。台子(だいす)と風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)を置く分を切り捨てた寸法に由来する。台目畳。 2 昔、田1町についてその収穫の4分の1を税として...
だい‐や【台屋】
遊郭で、料理を調える仕出し屋。
だい‐わ【台輪】
1 建物や指物の上方または下方にある平たい横木。禅宗仏堂の柱の頂部、たんすの地板の下などにみられる。 2 山王鳥居・稲荷(いなり)鳥居などの柱上で島木を受ける円盤状のもの。
だいわ‐とりい【台輪鳥居】
⇒稲荷鳥居(いなりどりい)