いしんしりょう‐へんさんかい【維新史料編纂会】
明治44年(1911)、文部省内に設けられた明治維新関係史料の編纂機関。「大日本維新史料」稿本約四千冊を編纂。昭和24年(1949)、東京大学史料編纂所に吸収。
いち‐じ【一次】
1 第1回。1番目。最初。「—募集」「第—越冬隊」 2 いちばん大切であること。根本的な事柄。「—史料」 3 数学で、式・関数などの未知数の最高次数が1であること。「—方程式」
いんりょうけんにちろく【蔭涼軒日録】
室町中期、京都相国寺鹿苑院(ろくおんいん)内の蔭涼軒主の記した公用日記。永享7〜文正元年(1435〜66)は季瓊真蘂(きけいしんずい)が、文明16〜明応2年(1484〜93)は亀泉集証(きせんし...
うめづまさかげにっき【梅津政景日記】
秋田藩士梅津政景[1581〜1633]の日記。25冊。近世初期の秋田藩の政治・経済・社会を知る重要史料。
うら‐もんじょ【裏文書】
古文書の裏に残された別の文書。一度使用された紙の裏を再び利用した場合の、もとの表側に記されたものをいい、史料的価値の高いものが多い。紙背文書(しはいもんじょ)。
えんたいりゃく【園太暦】
南北朝時代の日記。洞院公賢(とういんきんかた)著。正式書名は「中園太相国暦記」。重要な政治史料で、応長元年から正平14=延文4年(1311〜59)までに、120余巻が書かれたが、応長元年の完本と...
おおや‐とおる【大矢透】
[1851〜1928]国語学者。新潟の生まれ。片仮名・万葉仮名・漢字音・五十音図の変遷を研究、多くの業績を残した。著「仮名遣及仮名字体沿革史料」「仮名の研究」など。
おゆどののうえのにっき【御湯殿上日記】
清涼殿の御湯殿の上の間に奉仕する代々の女官がつけた仮名書きの日記。文明9年(1477)から貞享4年(1687)のものが伝存。宮中儀式や女房詞などを知るうえで貴重な史料。
かき‐か・える【書(き)替える/書(き)換える】
[動ア下一][文]かきか・ふ[ハ下二] 1 書き改める。書きなおす。「近代史を—・えるに足る史料の発見」 2 通用する別の文字を使って書く。「常用漢字表内の漢字に—・える」 3 期限の切れる証書...
かん‐たく【乾拓】
拓本をとる技法の一。対象物に紙を押し当て釣鐘墨(つりがねずみ)などでこすることで、凹凸を写し取る。濡らすことで史料価値が減じる木製の対象物などに適する。→湿拓 [補説]コインに紙を当て、鉛筆でこ...