いち‐の‐つかさ【市司】
律令制で、都の市(いち)を監督した役所。平安京では、東西の市のそれぞれに置かれ、左京職・右京職に属した。
いちや‐ずし【一夜鮨】
軽く塩をした小魚または魚の小片と塩飯とを交互に重ね、一晩押しをして味をなじませた鮨。酢飯と酢締めの魚とを用いるものもある。早鮨。《季 夏》「蓼の葉も紅葉しにけり—/一茶」
いなり‐ずし【稲荷鮨】
煮つけた油揚げの中に鮨飯を詰めたもの。しのだずし。きつねずし。おいなりさん。《季 夏》
いん‐し【院司】
《「いんじ」とも》上皇・法皇・女院の庁で事務を執った職員。いんのつかさ。
いん‐の‐つかさ【院の司】
⇒院司(いんし)
うこん‐の‐つかさ【右近司】
⇒右近衛府(うこんえふ)
うちのかもり‐の‐つかさ【内掃部司】
律令制で、宮内省に属し、宮中の調度品の調達・管理をつかさどった役所。弘仁11年(820)大蔵省掃部司(かもんづかさ)と合併して掃部寮(かもんりょう)となった。うちのかにもりのつかさ。
うなぎ‐ずし【鰻鮨】
鰻を裂き、塩をまぜた酒に一晩漬け、翌朝に塩加減した飯に漬けて押しをしたすし。京都府宇治と滋賀県瀬田の鰻で作ったものが有名。
うねめ‐の‐つかさ【采女司】
律令制で、宮内省に属し、采女に関することをつかさどった役所。
うのはな‐ずし【卯の花鮨】
おからに砂糖・塩などを加えて煎り、酢を加えたものを握り、イワシ・コハダなどの鮨種をのせた料理。からすし。おからずし。