ささ‐きり【笹螽蟖】
キリギリス科の昆虫。体色は緑色または褐色で、前翅(まえばね)などに黒色部がある。林縁の笹の葉上にすみ、雄は日中ジリジリジリと鳴く。北海道を除く各地に分布。《季 秋》
さっぱ【拶双魚/鯯】
ニシン科の海水魚。全長約15センチ。一見マイワシに似るが側扁が著しい。日本各地の沿岸に産し、食用。ままかり。《季 秋》
さと‐かぐら【里神楽】
宮中の御神楽(みかぐら)に対し、各地の神社や民間で行われる神楽。笛・太鼓・銅拍子などの鳴り物に合わせ、仮面をつけて無言で舞う。神話などに取材したものが多い。《季 冬》「翌(あす)は又どこの月夜の...
さむらい‐あり【侍蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約5ミリ。体は黒褐色で、大あごが鎌状。夏の蒸し暑い午後にクロヤマアリの巣を襲い、さなぎを略奪して自分の巣へ運び込み、羽化すると奴隷として使う。日本各地で普通にみられる。
さわ‐がに【沢蟹】
十脚目サワガニ科のカニ。山間の川にすむ。甲は丸みを帯びた四角形で、甲幅2.4センチほど。北海道を除く各地に分布。食用とするが、肺吸虫などの第2中間宿主になることがある。《季 夏》「—のあらがふこ...
さんいち‐どくりつうんどう【三・一独立運動】
1919年3月1日、ソウルで日本支配からの解放を望む朝鮮民族が起こした反日独立運動。独立宣言を発し、朝鮮独立万歳を叫ぶ示威運動は全国各地に波及したが、日本の軍・警察は武力でこれを鎮圧した。万歳事...
さん‐がい【惨害】
いたましい被害。むごたらしい災害。「台風は各地に—をもたらした」
さん‐じゅう【散住】
[名](スル)人々が、あちこちに散らばって住むこと。「各地に—する民族」
さんないまるやま‐いせき【三内丸山遺跡】
青森市にある縄文前期から中期の遺跡。大規模な竪穴住居・掘立柱建物・墓地跡が確認され、多数の木製品・漆器・骨角器などが出土。また、各地の翡翠(ひすい)・黒曜石などの出土物から、遠隔地との交易もあっ...
さんば‐そう【三番叟】
1 能の「翁(おきな)」で、千歳(せんざい)・翁に次いで3番目に出る老人の舞。直面(ひためん)の揉(もみ)の段と黒い尉面(じょうめん)をつける鈴の段とからなり、狂言方がつとめる。また、その役およ...