おお‐めいぶつ【大名物】
利休以前に選定された名物茶器で、最もいわれが深く、貴重なもの。東山御物(ひがしやまぎょぶつ)がその代表。
おろく‐ぐし【お六櫛】
長野県木曽郡藪原(やぶはら)の名物のすき櫛。黄楊(つげ)などで作り、歯が細く、密で長い。江戸中期にお六という女性が作り広めたという。
かき‐みそ【牡蠣味噌】
細かく切ったカキの身を、砂糖・味醂(みりん)などで調味した味噌と合わせて煮つめたもの。宮城県松島の名物。
カフラマンマラシュ【Kahramanmaraş】
トルコ南東部の都市。通称マラシュ。第一次大戦後の祖国解放戦争において、フランス軍・アルメニア軍に対し勇敢に抗戦したことを称え、「カフラマン(英雄)」の称号が与えられた。ヒッタイト帝国以来の歴史が...
かみなり‐おこし【雷粔籹】
江戸浅草の雷門前で売りはじめたおこし。大阪のあわおこしに対する東京名物菓子。
からし‐れんこん【芥子蓮根】
ゆでた蓮根の穴に、おからと芥子とをまぜた味噌を詰め、衣をつけて油で揚げた料理。熊本県の名物。
からっ‐かぜ【空っ風/乾っ風】
「からかぜ」に同じ。「上州名物の—」《季 冬》
かれん【花蓮】
台湾東部にある県。面積は最大だが峻厳な山地が海岸部までせり出す地形のため、人口は少ない。「花蓮薯」と呼ばれるサツマイモの饅頭が名物。ホワリエン。
かわら‐せんべい【瓦煎餅】
瓦の形をしたせんべい。小麦粉を溶いて卵・砂糖を加え、型で焼いたもの。神戸市・高松市などの名物。
かん‐とう【間道/漢島】
《「かんどう」とも》織物の名。16、7世紀ごろ、中国や南方から渡来した縞(しま)織物。また、その模様。名物切(ぎれ)として珍重された。間道織り。間道縞。かんと。 [補説]「広東」「漢東」「漢渡」...