きみ‐な【公名/君名/卿名】
天台宗などで、新しく僧となる前の貴族の子息を、父親の官職名などにより、大蔵卿(おおくらきょう)・治部(じぶ)卿・大納言などと呼んだこと。また、その呼び名。
きみにささぐ【君に捧ぐ】
《原題、(ドイツ)Widmung》⇒献呈
きみのためにできること
村山由佳の小説。音声技師の青年の恋愛模様を描く。平成8年(1996)刊行。
きみのなは【君の名は】
菊田一夫作の放送劇。後宮春樹(あとみやはるき)と氏家真知子(うじいえまちこ)の悲恋メロドラマ。昭和27年(1952)から昭和29年(1954)にかけてNHKラジオで連続放送され、人気を博した。映...
きみはえいえんにそいつらよりわかい【君は永遠にそいつらより若い】
津村記久子の小説。平成17年(2005)、津村記久生(きくお)の筆名で応募し、第21回太宰治賞を受賞した作品「マンイーター」に加筆、改題して同年出版したもの。著者のデビュー作。
君(きみ)辱(はずかし)めらるれば臣(しん)死(し)す
《「国語」越語から》主君がはずかしめを受けるようなことがあれば、その臣たるものは命を投げ出して主君の恥をそそがなければならない。
きみははなのように【君は花のように】
《原題、(ドイツ)Du bist wie eine Blume》シューマンの歌曲。歌曲集「ミルテの花」の第24曲。歌詞はハイネの詩集「歌の本」に所収の作品による。
君(きみ)は舟(ふね)臣(しん)は水(みず)
《「荀子」王制から》主君と臣下とは舟と水のような関係で、主君は臣下によってその位置を保ったり、また、くつがえされたりする。
きん‐だち【公達/君達】
《「きみたち」の音変化》 1 親王・諸王など、皇族の人々。 2 摂関家・清華家(せいがけ)などの子弟・子女。 3 (代名詞的に用いて)あなたさま方。また、あなたさま。「—こそめざましくも思しめさ...
くん【君】
[接尾]同輩や目下の人の姓名に付けて、親しみや軽い敬意を表す。主に男性の用いる語。「中村—」 [補説]古くは目上の人に対する敬称として用いた。