なん‐の【何の】
《代名詞「なに」に格助詞「の」の付いた「なにの」の音変化》 [感]軽く否定したり受け流したりするときに用いる語。「—、これしき」「—、大丈夫だ」
[連語] 1 いかなる。どういう。「いったい...
にじゅう‐ひてい【二重否定】
否定の言葉を二度重ねて肯定の意味を強めたり、その肯定を婉曲(えんきょく)に表したりする語法。「辞退したいわけではない」「行かないわけではない」など。
にだん‐かくめい【二段革命】
社会主義社会の実現には、封建制を打倒する市民革命と、資本主義を否定する社会主義革命の二つの段階が必要であるとする立場。
にちべい‐しゅうこうつうしょうじょうやく【日米修好通商条約】
安政5年(1858)江戸幕府と米国との間で結ばれた通商条約。日米和親条約で既に開かれていた箱館のほか、神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港(ただし開港となっていた下田は鎖港となる)、公使の交換、江戸・...
ニヒリズム【nihilism】
虚無主義。 1 すべての事象の根底に虚無を見いだし、何物も真に存在せず、また認識もできないとする立場。 2 既存の価値体系や権威をすべて否定する思想や態度。ツルゲーネフ・ニーチェ・カミュなどに代...
ネオ‐ダーウィニズム【neo-Darwinism】
1 ダーウィンの進化にまつわる学説のうち、自然選択のみを強調し、獲得形質の遺伝を否定した考え方。ワイスマンが主張。新ダーウィン主義。新ダーウィン説。 2 ⇒進化の総合説
ネオ‐ファシズム【neo fascism】
主にイタリアでの、外国人労働者の排斥などを訴える政治思想。第二次大戦後に否定されたファシズム体制の、治安面や所得再分配などの政策を再評価する。イタリア社会運動(国民同盟)などの政党の理念となった。
ネガティブ【negative】
[名] 1 電気の陰極。マイナス。 2 撮影・現像してできた、明暗や色相が実物と反対のフィルム・乾板の画像。陰画。ネガ。⇔ポジティブ。
[形動]否定的なさま。消極的。「—な返事」「—に考える...
ネガティブ‐アプローチ【negative approach】
商品の否定面をあえて強調する広告の一手法。企業や商品の否定的側面を訴えてショックを与え、その後自社商品を用いればその否定面を避けられることを納得させる方法。⇔ポジティブアプローチ。
ねっ‐から【根っから】
[副] 1 はじめから。もとから。ねから。「—の都会育ち」「—の商人」 2 (打消しの語や否定的な表現を伴って)少しも。全然。まったく。ねから。「—当てにしていない」「計算が—駄目だ」