ふきわれ‐の‐たき【吹割の滝】
群馬県北東部、片品川中流の渓谷にある滝。落差約7メートル、幅約30メートル。V字型の溝に流れ込んでおり、滝が巨大な岩を二つに吹き割ったように見えることからこの名が付いた。「東洋のナイアガラ」とも...
ふ・く【吹く/噴く】
[動カ五(四)] 1 ㋐(吹く)空気が流れ動く。風が起こる。風が通ってゆく。「そよ風が—・く」 ㋑内部から水や蒸気などが勢いよくとび出す。ふき出す。「血が—・く」「鍋(なべ)が—・く」 ㋒今まで...
ふくかぜ‐の【吹く風の】
[枕] 1 吹く風が目に見えない意から、「目に見ぬ」にかかる。「世の中はかくこそありけれ—めに見ぬ人も恋しかりけり」〈古今・恋一〉 2 風の音の意から、「音」「音に聞く」にかかる。「たまかづら今...
ふく‐わげ【吹く髷】
女性の髪形の一。勝山髷に似て輪をふっくらとさせたもの。江戸後期から侍女などが結い、明治中ごろには京都で流行した。
吹(ふ)けば飛(と)ぶよう
わずかな風でも吹き飛ばされるほど軽いさま。また、貧弱なさま。「—な小屋」
ふっ【吹っ】
[接頭]《動詞「ふ(吹)く」の連用形「ふき」の音変化》動詞に付いて、勢いよくその動作をする意を表す。「—飛ぶ」「—掛ける」
ふっ‐か・ける【吹っ掛ける】
[動カ下一]《「ふきかける」の音変化》 1 息や霧状にした液体などを吹いて物にかける。「息を—・けて手を暖める」 2 威勢よくしかける。意気込んでしむける。「無理難題を—・ける」「けんかを—・け...
ふっ‐き・る【吹っ切る】
《「ふききる」の音変化》 [動ラ五(四)] 1 はれものなどの膿(うみ)を出す。「便毒(よこね)を—・って病院で切って貰ったのは」〈魯庵・社会百面相〉 2 心の中のわだかまりやためらいの気持ち...
ふっ‐き・れる【吹っ切れる】
[動ラ下一][文]ふっき・る[ラ下二]《「ふききれる」の音変化》 1 はれものなどの口があいて中にたまっていた膿(うみ)が出る。「—・れて痛みが薄らぐ」 2 心のわだかまりや迷いがなくなる。「—...
ふっ‐とば・す【吹っ飛ばす】
[動サ五(四)]《「ふきとばす」の音変化》 1 勢いよく吹いて飛ばす。「強風が瓦(かわら)を—・す」 2 悩みや悲しみなどを思いきりよく取り去る。ぶっとばす。「いらいらを—・す」 3 非常に速く...