ふき‐こぼれ【吹き零れ】
1 加熱しすぎた液体が吹き上がって、鍋などからあふれ出ること。 2 「浮きこぼれ」のこと。
ふき‐こぼ・れる【吹き零れる】
[動ラ下一][文]ふきこぼ・る[ラ下二]湯などが煮立って、容器からあふれ出る。「味噌汁が—・れる」「両眼から涙が—・れた」
ふき‐こみ【吹(き)込み】
1 吹き込むこと。また、吹き込んだもの。「風の—が強い」 2 レコーダーなどを使用して録音すること。「新曲の—をする」
ふき‐こ・む【吹(き)込む】
[動マ五(四)] 1 風が吹いて中へ入りこむ。また、風に吹かれて、雨・雪などが中へ入りこむ。「雨が—・む」「すきま風が—・む」 2 吹いて中へ入れる。「風船に息を—・む」「新風を—・む」 3 あ...
ふき‐さま・す【吹(き)冷ます】
[動サ五(四)]息をふきかけて冷ます。「熱い粥(かゆ)を—・す」
ふき‐さらし【吹き曝し】
さえぎるものがなく、風の当たるままになっていること。また、その場所。ふきっさらし。「—のバス停」
ふき‐さら・す【吹き曝す】
[動サ五(四)]さえぎるものがなく、風が吹き当たるにまかせる。「木枯らしに—・されながら電車を待つ」
ふき‐しき・る【吹き頻る】
[動ラ五(四)]盛んに吹く。しきりに吹く。「北風が—・る」
ふき‐し・く【吹き頻く】
[動カ四]「ふきしきる」に同じ。「白露に風の—・く秋の野はつらぬきとめぬ玉ぞ散りける」〈後撰・秋中〉
ふき‐すさ・ぶ【吹き荒ぶ/吹き遊ぶ】
[動バ五(四)] 1 (吹き荒ぶ)風が激しく吹く。吹き荒れる。「寒風—・ぶ師走の街」 2 (吹き遊ぶ)笛などを慰みに吹く。「御笛ども—・びておはすれば」〈源・末摘花〉