みょう‐しゅ【妙趣】
すぐれたおもむき。非常にすばらしい味わい。妙味。「—に富む名園」
みょう‐しょ【妙所/妙処】
きわめてすぐれた箇所。いうにいわれない味わいのあるところ。
みょう‐てい【妙諦】
すぐれた真理。そのものの真価。神髄。みょうたい。「お金の有り難味の、その本来の—は」〈百閒・百鬼園随筆〉
みょう‐ほう【妙法】
1 (メウハフ) 巧妙な手段。うまい方法。「奇手—」 2 (メウホフ) 言葉では言いつくせない、意味の深い教えである仏法。また、妙法蓮華経(法華経)のこと。
みょう‐み【妙味】
1 なんとも言えない味わい。非常にすぐれた趣。醍醐味(だいごみ)。「すぐれた作品のもつ—」 2 いいところ。うまみ。「—のある商い」
み‐らい【味蕾】
脊椎動物の味覚器。主に舌の粘膜の乳頭に分布する、花の蕾(つぼみ)状の器官。頂部の小孔から味の刺激を受け、味覚神経に伝える。味覚芽。
ミラクリン【miraculin】
糖たんぱく質の一種。ミラクルフルーツなどに含まれる。味覚器官に作用し、一時的に酸味や苦味を甘味に感じさせる味覚修飾物質の一として知られる。
ミラクル‐フルーツ【miracle fruit】
西アフリカ原産のアカテツ科の常緑樹の果実。ミラクリンという特殊な糖たんぱく質を含み、この実を食べると、一時的に酸味や苦味のある食べ物を甘く感じさせることで知られる。
み‐りん【味醂/味淋】
焼酎(しょうちゅう)に蒸した糯米(もちごめ)を混ぜ、米麹(こめこうじ)を加えて糖化発酵させて造り、粕(かす)をしぼりとった黄色透明の酒。甘味があり、調味料・飲料として用いる。本味醂。→味醂風調味料
みりん‐づけ【味醂漬(け)】
ウリ・ナス・ダイコンなどの野菜や魚肉を味醂の粕(かす)に漬けること。また、その食品。