やまだ‐りゅう【山田流】
箏曲(そうきょく)の流派の一。安永(1772〜1781)ころに、生田流を学んだ江戸の山田検校が創始。生田流の、三味線本位に対し箏本位、器楽本位に対し声楽本位の語り物風な箏曲で、江戸を中心に流行し...
やまと‐がく【大和楽】
三味線音楽の一派。昭和8年(1933)大倉喜七郎が清元栄寿郎の協力を得て創始。一中節・河東(かとう)節・宮薗節・荻江節などの長所を取り入れ、それに洋楽を加味して新しい邦楽の創造を目ざしたもの。
やみ‐つき【病み付き】
1 病気にかかること。また、病気のかかりはじめ。「初産でお玉を生んで置いて、とうとうそれが—で亡くなった」〈鴎外・雁〉 2 趣味や勝負事に熱中してやめられなくなること。「大穴を当てて以来、競馬に...
やみなべ‐しょうほう【闇鍋商法】
商品やサービスの内容の一部を伏せて販売する方法。包装に味を明記しない菓子や、ミステリーツアーなど。名称は、手に取るまで内容のわからないさまが、闇鍋(闇汁)に似ることから。
闇(やみ)の夜(よ)の錦(にしき)
暗い闇夜には美しい錦を着ても人には見えない。むだなこと、無意味なことのたとえ。夜の錦。闇の錦。闇夜の錦。
やり‐たなご【槍鱮】
コイ科の淡水魚。全長約10センチ。体高がやや高く、側扁し、口ひげは長い。体色は青みがかった銀白色。産卵期の雄は、えらぶたから体側にかけて赤紅色、腹面が黒色の婚姻色を示す。日本産タナゴ類の中で分布...
やれ‐め【破れ目】
やぶれた箇所。やぶれめ。「友垣の中の—直りて」〈緑雨・門三味線〉
やれ‐やれ
[感]《「やれ」を重ねていう語》 1 困難や不安が解決したとき、大きな感動を覚えたときなどに発する語。「—、これで安心」「—、たいへんな人もいたものだ」 2 予期しない困難に出あったとき、疲労・...
やわた‐まき【八幡巻(き)】
煮て調味したゴボウを芯(しん)にし、穴子・鰻(うなぎ)などで巻いて付け焼きにした料理。ゴボウの産地、八幡にちなむ。牛蒡巻(ごぼうま)き。
ヤンニョム【薬念】
《(朝鮮語)》朝鮮料理で使われる、薬味や香辛料を混ぜ合わせた調味料の総称。