おうむしょう【鸚鵡抄】
江戸中期の辞書。100巻。貞享2年(1685)完成。父盛徴(もりずみ)の遺志を継ぎ荒木田盛員(あらきだもりかず)が撰。いろは順の辞書で、語数二万二千余語を収め、各語について和歌の用例を挙げ、仮名...
おお‐しま【大島】
東京都、伊豆諸島中最大の火山島。大島支庁に属する。中央に三原山がある。昭和61年(1986)に大噴火し、全島民が島外に避難した。面積91平方キロメートル。伊豆大島。 和歌山県南部、潮岬の...
おおみね‐おくがけみち【大峰奥駈道】
奈良県の吉野山と和歌山県の熊野三山を結ぶ道。修験者の修行道。熊野古道の中でも険しい道として知られる。靡(なびき)と呼ばれる75か所の修行場が設けてあり、ここを順に修行して歩く。熊野本宮大社の本宮...
おがわ‐しょうたろう【小川正太郎】
[1910〜1980]野球選手・新聞記者。和歌山の生まれ。中学・早大では速球投手として活躍。昭和9年(1934)毎日新聞に入社し、野球評論を執筆するかたわら日本社会人野球協会の理事を務める。野球...
おぐら‐ひゃくにんいっしゅ【小倉百人一首】
藤原定家が京都小倉山の山荘で選んだといわれる百首の歌。天智天皇から順徳院まで百人の和歌1首ずつを集めたもので、近世以後、歌ガルタとして広まった。百人一首。百人首(ひゃくにんしゅ)。 [補説]小倉...
おけ‐る【於ける】
[連語]《動詞「お(置)く」の已然形+完了の助動詞「り」の連体形。「…における」の形で》 1 作用・動作の行われる場所・時間を表す。…の中の。…での。…にあっての。「日本に—生活」「過去に—経験...
おとなし‐がわ【音無川】
和歌山県田辺市本宮(ほんぐう)町本宮の熊野本宮大社付近を流れ、熊野川に合流する川。この地一帯を音無の里と呼んだところからこの名がある。[歌枕]「名のみして岩波たかく聞こゆなり—の五月雨の頃」〈...
おに‐みかげ【鬼御影】
1 和歌山県新宮市の明神山から産する結晶の大きい流紋岩。 2 粗粒の花崗岩(かこうがん)。
おぼ‐めか・し
[形シク]《動詞「おぼめく」の形容詞化》 1 はっきり見えない。おぼろげである。「夕涼みといふほど、物のさまなども—・しきに」〈枕・二二四〉 2 記憶などが確かでない。「そのかた(=和歌ノ方面)...
おみなえし‐あわせ【女郎花合(わ)せ】
物合わせの一。和歌を添えたオミナエシの花を持ち寄って比べ、その優劣を競う。