わ‐く【和煦】
春の日ざしの暖かく穏やかなこと。「自分の活動は食うか食わぬかの活動である。—の作用ではない粛殺の運行である」〈漱石・野分〉
わくげ【和句解】
江戸前期の語学書。6巻。松永貞徳著。寛文2年(1662)刊。約1500語をいろは順に配列し、語源を説明したもの。
わくら‐おんせん【和倉温泉】
石川県、能登半島の七尾市にある温泉。七尾湾に臨む。泉質は塩化物泉。江戸時代には源泉が海中にあり、涌浦(わくうら)と称した。
わ‐くり【和栗】
日本産の栗。多く食材としての栗の実をさし、中国産やヨーロッパ産などのものに対していう。
わ‐くん【和訓/倭訓】
漢字・漢語に和語を当てて読むこと。また、その読み方。国訓。訓。
わくんのしおり【和訓栞】
江戸後期の国語辞書。93巻。谷川士清(ことすが)編。安永6〜明治20年(1777〜1887)刊。3編からなり、前編には古語・雅語、中編には雅語、後編には方言・俗語を収録。第2音節までを五十音順に...
わ‐ぐら【和鞍/倭鞍】
⇒大和鞍(やまとぐら)
わけ【和気】
姓氏の一。 [補説]「和気」姓の人物和気清麻呂(わけのきよまろ)和気広虫(わけのひろむし)
わ‐けい【和敬】
心をおだやかにして慎み、相手を敬うこと。茶道で重んじる精神の一つ。
わけい‐せいじゃく【和敬清寂】
茶道の精神を表現するのに用いられた語。和敬は茶事における主客相互の心得、清寂は茶庭・茶室・茶道具などに関連する心得。