えび‐づる【蘡薁/蝦蔓】
ブドウ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。山野に生え、葉と対生して巻きひげが出て、他に絡む。葉は三〜五つに裂けている。葉の裏面や葉柄・茎に白か赤褐色の毛が密生。雌雄異株。夏、淡黄緑色の小花が密集して...
えま◦う【笑まふ/咲まふ】
[連語]《動詞「え(笑)む」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》 1 ほほえむ。「さ馴らへる鷹は無けむと心には思ひ誇りて—◦ひつつ」〈万・四〇一一〉 2 花が咲く。「梅柳常より殊に敷き栄え...
えみ【笑み/咲み】
1 にっこりとすること。笑うこと。ほほえみ。微笑。「口もとに—がこぼれる」「満面に—を浮かべる」 2 つぼみが開くこと。花の咲くこと。また、果実が熟して割れること。「—栗」 3 鐙(あぶみ)の、...
エリンギウム【(ラテン)Eryngium】
セリ科の二年草または多年草。多く地中海沿岸地方に分布する観賞用植物。夏に、白また紫色の花が咲く。
おうしゅく‐ばい【鶯宿梅】
1 村上天皇の時、清涼殿前の梅が枯れたので紀貫之(きのつらゆき)の娘紀内侍(きのないし)の家の梅を移し植えたところ、枝に「勅(ちょく)なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ」とい...
おお‐いぬたで【大犬蓼】
タデ科の一年草。田畑などに生え、イヌタデより大きい。葉は長楕円形で先がとがり、互生する。夏から秋、淡紅色か白色の小花が穂状に咲く。
おお‐でまり【大手鞠】
ヤブデマリの変種。落葉低木。葉は広卵形。初夏、白色の花が多数集まって球状に咲く。中性花のため、実はできない。庭園に植えられる。てまりばな。《季 夏》
おおば‐ぎぼうし【大葉擬宝珠】
キジカクシ科の多年草。草原に自生する。葉は広楕円形で大きく、根元から束生。7月ごろ、高さ約80センチの花茎を伸ばし、淡紫色のらっぱ状の花が咲く。若葉は食用。唐擬宝珠(とうぎぼうし)。うるい。
おおやま‐かみいけ【大山上池】
山形県北西部、鶴岡市にある池。面積0.15平方キロメートル。ハクチョウやカモ類など渡り鳥が多く飛来し、夏にはハスの花が湖面一面に咲く。平成20年(2008)、隣接する大山下池とともにラムサール条...
おか‐とらのお【岡虎の尾】
サクラソウ科の多年草。山野に生え、高さ0.6〜1メートル。地下茎で繁殖し、葉は長楕円形で両端がとがる。夏、茎の頂に、白色の小花が集まって尾状に咲く。とらのお。