あい‐しゅう【哀愁】
寂しくもの悲しい気持ち。もの悲しさ。ペーソス。「—を帯びた調べ」 [補説]作品名別項。→哀愁
あいしゅう【哀愁】
《原題Waterloo Bridge》米国の映画。1940年公開。監督はマービン=ルロイ。主演はビビアン=リー、ロバート=テイラー。第一次大戦中のロンドンを舞台に、踊り子と将校の悲恋を描く。
あいしゅうのまちにきりがふるのだ【哀愁の町に霧が降るのだ】
椎名誠による自伝的長編小説。昭和56年(1981)から昭和57年(1982)にかけて全3巻を刊行。のちにイラストレーターとなる沢野ひとし、弁護士となる木村晋介らと過ごした自身の青春時代を描く。
あい‐しょう【哀傷】
[名](スル) 1 心に深く感じて物思いに沈むこと。 2 人の死を悲しみ嘆くこと。
あいしょう‐か【哀傷歌】
1 人の死を悲しむ歌。 2 古今集以後の勅撰和歌集で、部立ての一。万葉集の挽歌(ばんか)にあたる。
あい‐じょう【哀情】
悲しく思う心。悲心。「—を催す」
あい‐せき【哀惜】
[名](スル)人の死など、帰らないものを悲しみ惜しむこと。「—の念に堪えない」
あい‐せつ【哀切】
[名・形動]非常に哀れでもの悲しいこと。また、そのさま。「—を極めた物語」「子供のほしい女の—な願望も強いようだった」〈康成・山の音〉 [派生]あいせつさ[名]
あい‐ぜつ【哀絶】
[名・形動]非常に悲しいこと。また、そのさま。「凄絶(せいぜつ)—なる啼声を放ちて声声相和す」〈志賀重昂・日本風景論〉
あい‐ぜん【哀然】
[ト・タル][文][形動タリ]悲しげなさま。