おん【音】
[名] 1 おと。ねいろ。「ドの—」 2 人の口から発せられる言葉を構成する、一つ一つのおと。「『ひ』と『し』の—を混同する」 3 漢字の読み方の一。日本に伝来して国語化した漢字の発音。伝来し...
かっ‐こ【喝火】
《「こ(火)」は唐音》禅寺で、就寝前に火の用心を呼びかけること。また、その役目の僧。
かん【羹】
《唐音》 1 肉や野菜を汁を多くして煮たもの。あつもの。〈文明本節用集〉 2 雑煮。「正月の祝に、晴れなる座敷へ—を据ゆるに」〈咄・醒睡笑・六〉 3 餅菓子(もちがし)。「『常に食べぬ物でござあ...
かん‐おん【漢音】
日本における漢字音の一。平安時代の初めごろまでに、遣唐使・留学僧などにより伝えられた、唐の首都長安の北方標準音に基づくもの。呉音・唐音などに対していう。
かん‐きん【看経】
[名](スル)《「きん(経)」は唐音》 1 禅宗などで、声を出さないで経文を読むこと。⇔諷経(ふぎん)。 2 声を出して経文を読むこと。読経。
かんじさんおんこう【漢字三音考】
江戸中期の語学書。1巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。天明5年(1785)刊。日本語の音と、漢音・呉音・唐音の三音について論じたもの。
かんよう‐おん【慣用音】
呉音・漢音・唐音のいずれでもなく、日本で広く使われている漢字音。「消耗」の「耗(こう)」を「もう」、「情緒」の「緒(しょ)」を「ちょ」と読む類。
がん‐どう【強盗】
《「がん(強)」は唐音》 1 「ごうとう(強盗)」に同じ。「この半七を掏摸(すり)の、騙(かた)りの、—のとは」〈浄・女腹切〉 2 「強盗提灯(がんどうぢょうちん)」の略。
きび‐しょ【急焼】
《「急焼」の唐音から》「急須(きゅうす)」に同じ。
きゃ‐たつ【脚立/脚榻】
《「脚榻子」の唐音》短いはしごを八の字形に合わせ、上に板をのせた形の踏み台。