から‐くみ【唐組】
組紐で、ひし形に組む平組の技法。また、それで組んだ緒(お)。
から‐くら【唐鞍】
《「からぐら」とも》飾り鞍の中でも朝儀の出行列のときに用いられた正式の馬具。銀面(ぎんめん)・頸総(くびぶさ)・雲珠(うず)・杏葉(ぎょうよう)などの飾りがあり、外国使節の接待、御禊(ごけい)・...
から‐くれない【唐紅/韓紅】
《舶来の紅の意》鮮やかな濃い紅の色。
から‐くわ【唐桑】
1 中国から渡来した桑の木材。木目が美しく、細工物の材料とする。とうぐわ。 2 ハナズオウの別名。
からくわ‐はんとう【唐桑半島】
宮城県北東端にある半島。太平洋に突出したリアス式海岸の続く半島。東岸に巨釜(おおがま)半造(はんぞう)などの奇勝がある。沖合を流れる黒潮のため冬も暖かい。三陸復興国立公園に属する。
から‐ぐるま【唐車】
大型で、最も華美な様式の牛車(ぎっしゃ)。唐破風(からはふ)造りの屋根をつけて檳榔(びろう)の葉で葺(ふ)き、同じ葉を総(ふさ)にして庇(ひさし)・腰などに垂らしたもの。檳榔を染め糸に代えること...
から‐こ【唐子】
1 中国風の服装や髪形をした子供。また、その姿。陶器の平戸焼の図柄として著名。 2 「唐子髷(からこまげ)」の略。 3 「唐子人形」の略。
からこ‐いせき【唐古遺跡】
奈良県磯城(しき)郡田原本町の唐古池を中心とする弥生時代の遺跡。豊富な木製農具の出土によって稲作農耕の存在を実証した。近畿地方弥生土器の変遷を知る上でも重要。
からこぎ‐かえで【唐子木楓】
ムクロジ科の落葉小高木。湿地に自生。葉は楕円形で先がとがる。5、6月ごろ、黄緑色の花をつける。
から‐こざね【唐小札】
鎧(よろい)の小札で、1枚ごとに上へ打ち出し、漆の盛り上げに見せかけたもの。