から‐ざお【殻竿/唐竿/連枷】
豆類や、粟・稲・麦などの脱穀に用いる農具。竿の先に枢(くるる)を設けて打棒を取り付けたもの。打棒を回転させながら振り下ろして穀類を打つ。まいぎね。くるりぼう。むぎうち。れんか。
から‐しょうぞく【唐装束】
唐綾・唐絹・唐織物などで作った晴れの服装。からそうぞく。
から‐そうぞく【唐装束】
⇒からしょうぞく
から‐じし【唐獅子】
《「から」は外国風の意。「からしし」とも》 1 獅子を猪(いのしし)・鹿(しし)と区別した呼び名。 2 獅子を美術的に装飾化・図案化したもの。特に、桃山時代から盛んになった。屏風(びょうぶ)・衝...
から‐すき【唐鋤/犂】
1 柄が曲がっていて刃の広いすき。牛馬に引かせて田畑を耕すのに用いる。うしぐわ。 2 「唐鋤星」の略。
からすき‐ぼし【唐鋤星】
二十八宿の一、参宿(しんしゅく)の和名。星の配置を唐鋤に見立てた名。→参(しん)
から‐すみ【唐墨】
中国製の墨。とうぼく。
から‐たち【唐太刀】
奈良時代、唐から伝来した太刀。また、その様式にならった和製の太刀。
から‐たちばな【唐橘】
1 サクラソウ科の常緑低木。暖地に自生。高さ30〜60センチ。葉は長くて先がとがり、厚い。夏、白色の小花を開き、実は球形で、熟すと赤い。盆栽にする。たちばな。 2 植物カラタチの古名。〈新撰字鏡〉
から‐ちゃ【唐茶】
1 中国式に飲む茶。ふたのある茶碗に茶の葉を入れ、熱湯を注いで飲む。 2 色の名。赤みがかった茶色。