いちねん‐しょうみょう【一念称名】
仏語。 1 心から阿弥陀仏を信じ、その名号を唱えること。一念唱名。 2 1回だけ阿弥陀仏の名号を唱えること。
いっく‐どうおん【一口同音】
1 多くの人が声をそろえて、章句を唱えること。 2 多くの人がそろって同じことを言うこと。異口同音(いくどうおん)。「祈りをせよやとて、船中の上下、—に観音の名号をとなへけるに」〈幸若・新曲〉
いっさいきょう‐え【一切経会】
一切経を供養するために行う法会。経の題目のみを唱える。
戌(いぬ)亥(い)子(ね)丑(うし)寅(とら)
《「いぬいね」を「犬去(い)ね」にかけて続けた言葉》犬に追われたり、囲まれたりしたときに、退散させるために唱える呪文(じゅもん)。
い‐ろん【異論】
他と違った意見や議論。異議。「—を唱える」
異(い)を唱(とな)・える
反対の意見をいう。異議を唱える。「提案に—・える」
いん‐じゅ【印呪】
密教で、印を結び、真言(しんごん)を唱えること。
いん‐ぜい【引声】
阿弥陀仏の名号(みょうごう)や経文などを、高低・緩急などの曲節をつけて唱えること。いんぜ。いんじょう。
いんぜい‐あみだきょう【引声阿弥陀経】
ゆるやかな曲節をつけて阿弥陀経を唱えること。円仁(えんにん)が唐から伝え、比叡山で行ったのが初めといわれ、京都の真如堂などで行われる。引声の阿弥陀経。
いんぜい‐ねんぶつ【引声念仏】
ゆるやかな曲調で阿弥陀仏の名号を唱えること。