誰(たれ)か烏(からす)の雌雄(しゆう)を知(し)らんや
《「詩経」小雅・正月から》烏の雌雄の区別を誰がつけられようか。人の心や物事の善悪・優劣の判定が難しいことのたとえ。
だん‐けん【断見】
仏語。生は現世限りのものであるとし、因果の理法や善悪の業果を無視する誤った見解。→常見
ちば‐わらい【千葉笑い】
千葉市の千葉寺で、昔、大みそかの夜に住民が顔を覆い隠して集まり、奉行・役人から一般人に至るまでの行動の正否・善悪をあげつらったり嘲笑(ちょうしょう)したりした行事。
天(てん)の眼(まなこ)
人の正邪善悪を監視する天の眼力。
天(てん)は高(たか)きに居(お)って卑(ひく)きに聴(き)く
《「史記」宋世家から》天帝は高い所にいながら下界の人の言葉を聞いて、これによって人間の善悪を厳しく判断する。
天(てん)は見通(みとお)し
天は真実を見通し、善悪隠れるところがない。
で‐も‐な・い
[連語]《断定の助動詞「だ」の連用形+係助詞「も」+補助形容詞「ない」》 1 そのことを一例として否定しながら、他のことをも否定する意を表す。「本を読む—・く一日無駄に過ごす」 2 …らしくない...
どう‐とく【道徳】
1 人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。外面的・物理的強制を伴う法律と異なり、自発的に正しい行為へと促す内面的原理として働く。 2 小・中学校の教科の...
どうとく‐いしき【道徳意識】
道徳上の正邪善悪を適切に判別し、正や善に基づいて行動しようとする意識。良心とほぼ同義だが、良心が主として個人的な体験や事実の次元にかかわるのに対して、道徳意識はより社会的である。
どうとく‐しん【道徳心】
道徳を守る心。善悪を判断し善を行おうとする心。