あく‐い【悪意】
1 他人を憎み、害を加えようとする気持ち。わるぎ。「—を抱く」「—に満ちた眼差(まなざ)し」⇔善意。 2 よくない意味。「発言を—に取る」⇔善意。 3 法律上の効力に影響を及ぼす事情を知っている...
あげ‐つらい【論い】
物事の理非・善悪などを論ずること。また、些細(ささい)な欠点などを取り上げて言い立てること。
あわせ‐も・つ【併せ持つ】
[動タ五(四)]異なる性質・特色を同時に持つ。兼ね備える。「二つの機能を—・つ」「善悪両面を—・つ」
いいしら◦ず【言ひ知らず】
[連語]《動詞「いいしる」の未然形+打消しの助動詞「ず」》何とも言いようがないようす。善悪・美醜などの両方に使う。「—◦ず(=スバラシク)なまめかしう見ゆ」〈源・賢木〉 「—◦ぬ(=ツマラナイ)...
いちごう‐しょかん【一業所感】
仏語。人はいずれも、同一の善悪の業(ごう)ならば同一の果を得るということ。共業共果(きょうごうきょうか)。「—の身なれば、先世の芳縁も浅からずや」〈平家・三〉
併せ持つ
彼は繊細さと豪快さを併せ持っているHe has both sensitivity and vigor.人はだれでも善悪両面を併せ持っているThere is a good and bad side...
悲しい
sad; miserable;((やや文)) sorrowful彼女はいつも悲しそうだShe always looks sad.試験に落ちて悲しいI failed the examination...
頑是無い
頑是無い子供〔あどけない〕an innocent child/〔善悪の分からない〕a child too young to know the difference between right a...
区別
1〔差異〕a difference, (a) distinction区別する tell [know] ((A from B));distinguish ((between A and B));m...
くべつする【区別する】
tell [know] ((A from B));distinguish ((between A and B));make a distinction ((between));discrimi...
さいばん【裁判】
[共通する意味] ★物事の正邪善悪を裁いて判定すること。[英] judgment[使い方]〔裁判〕スル▽公正に裁判する▽犯人を裁判にかける▽裁判を開く▽裁判に訴える▽裁判に付する▽裁判で争う▽裁...
ぜひ【是非】
[共通する意味] ★適正であるか、適正でないか。[英] right or wrong[使い方]〔良否〕▽品質の良否を見分ける▽性能の良否を問う〔優劣〕▽成績の優劣をつける▽技術の優劣を競う〔是非...
りひ【理非】
[共通する意味] ★適正であるか、適正でないか。[英] right or wrong[使い方]〔良否〕▽品質の良否を見分ける▽性能の良否を問う〔優劣〕▽成績の優劣をつける▽技術の優劣を競う〔是非...
りょうひ【良否】
[共通する意味] ★適正であるか、適正でないか。[英] right or wrong[使い方]〔良否〕▽品質の良否を見分ける▽性能の良否を問う〔優劣〕▽成績の優劣をつける▽技術の優劣を競う〔是非...
ゆうれつ【優劣】
[共通する意味] ★適正であるか、適正でないか。[英] right or wrong[使い方]〔良否〕▽品質の良否を見分ける▽性能の良否を問う〔優劣〕▽成績の優劣をつける▽技術の優劣を競う〔是非...
あくいんあっか【悪因悪果】
悪い行為には、必ず悪い結果や報いがあること。▽「悪因」は悪い結果をまねく原因。「悪果」は悪い報いや結果。人の行いの善悪に応じて、その報いが現れる(因果応報いんがおうほう)の悪いほうで、もと仏教の語。
いちれんたくしょう【一蓮托生】
よい行いをした者は極楽浄土に往生して、同じ蓮はすの花の上に身を託し生まれ変わること。転じて、事の善悪にかかわらず仲間として行動や運命をともにすること。▽もと仏教語。「托」は、よりどころとする、身をよせる意。「託」とも書く。
いんがおうほう【因果応報】
人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるということ。▽もと仏教語。行為の善悪に応じて、その報いがあること。現在では悪いほうに用いられることが多い。「因」は因縁の意で、原因のこと。「果」は果報の意で、原因によって生じた結果や報いのこと。
かくぶつちち【格物致知】
物事の道理や本質を深く追求し理解して、知識や学問を深め得ること。『大学』から出た語で、大きく分けて二説ある。宋そうの朱熹しゅきは出典を「知を致いたすは物に格いたるに在り」と読んで、自己の知識を最大に広めるには、それぞれの客観的な事物に即してその道理を極めることが先決であると解釈する。一方、明みんの王守仁おうしゅじん(王陽明)は「知を致すは物を格ただすに在り」と読んで、生まれつき備わっている良知を明らかにして、天理を悟ることが、すなわち自己の意思が発現した日常の万事の善悪を正すことであると解釈している。他にも諸説ある。▽「致知格物ちちかくぶつ」ともいう。
からすのしゆう【烏之雌雄】
物事の是非や善悪などがまぎらわしくて、判断しにくいことのたとえ。
アダム【Adam】
《ヘブライ語で人の意》旧約聖書における人類の始祖。神が創造した最初の人間(男性)。妻はイブ。神から禁じられていた善悪を知る樹の実を食べて、楽園エデンの園から追われた。
かりや‐えきさい【狩谷棭斎】
[1775〜1835]江戸後期の考証学者。江戸の人。本姓は高橋。名は望之。日本の古典の考証・注解や金石文の収集などに業績を残した。著「日本国現報善悪霊異記攷証」「古京遺文」「箋注倭名類聚抄(せん...
きしだ‐としこ【岸田俊子】
[1864〜1901]婦人運動家。京都の生まれ。号は湘烟(しょうえん)。明治初期、自由民権・男女同権を説いた。自由党副総理(副党首)中島信行と結婚し、外交界にも活躍。著「善悪の岐(ちまた)」など。
こく‐し【告子】
中国、戦国時代の思想家。一説に、名は不害。孟子と論争し、孟子の性善説に対し、人間の本性は善とも悪とも判別できず、導き方で善悪が定まるとした。生没年未詳。
ニーチェ【Friedrich Wilhelm Nietzsche】
[1844〜1900]ドイツの哲学者。ギリシャ古典学、東洋思想に深い関心を示して近代文明の批判と克服を図り、キリスト教の神の死を宣言。善悪を超越した永遠回帰のニヒリズムに至った。さらにその体現者...