きしゅんらく【喜春楽】
雅楽の舞曲。唐楽。黄鐘(おうしき)調で古楽の中曲。四人舞。隋の煬帝(ようだい)、陳の粛公また大安寺の安操の作という。寿心楽。寿春楽。弄殿(ろうでん)喜春楽。きすんらく。
き‐しょく【喜色】
うれしそうな顔つき。よろこんでいるようす。「—をあらわにする」
きしょく‐まんめん【喜色満面】
喜びを顔いっぱいに表すこと。
き‐じ【喜字】
⇒喜(き)の字
き‐じゅ【喜寿】
《「喜」の字の草体「」が「七十七」に見えるところから》77歳のこと。また、その祝い。喜の字の祝い。
きすけ【喜助】
江戸時代、吉原の遊郭で雑用をした若い者の通称。「これ—、どうぞ裏口へ回してよいやうにしてくれろ」〈洒・客者評判記〉
きせんしき【喜撰式】
平安時代の歌学書。1巻。喜撰の著と伝えるが未詳。仁和年間(885〜889)の成立とも。和歌の病、分類などを論じる。倭歌作式(わかさくしき)。
きせん‐だけ【喜撰岳】
京都府宇治市東部の山。喜撰が歌に詠んだ宇治山のこと。きせんやま。
きた【喜多】
能楽師の姓の一。シテ方の家柄。
「喜多流」の略。
きた‐いん【喜多院】
埼玉県川越市にある天台宗の寺。山号は星野山、院号は仏地院。天長7年(830)円仁の開創と伝える。永仁年間(1293〜1299)尊海が中興、関東天台宗の中心となる。慶長年間(1596〜1615)天...