し‐ぶ【四部】
1 四つの部分。 2 「四部衆(しぶしゅ)」の略。 3 中国で、書物を分類した四つの部門。経部・史部・子部・集部の総称。
しぶ‐いた【四分板】
厚み4分(約1.2センチ)の板。
しぶ‐いち【四分一】
1 一つのものを四つに割った一つ。4分の1。四半分。 2 建築で、壁面の入り隅などに取り付ける細長い木。 3 銅3、銀1の割合で作った日本固有の合金。装飾用。朧銀(おぼろぎん)。
しぶいち‐の‐いえ【四分一の家】
《昔、大臣の邸宅は1町の定めであったところから》1町の4分の1の、狭い邸宅。「—にて大饗し給へる人なり」〈大鏡・時平〉
しぶ‐かっせんじょう【四部合戦状】
鎌倉時代に成立した四つの軍記物語。保元物語・平治物語・平家物語・承久記。
しぶ‐かん【四部官/四分官】
⇒四等官(しとうかん)
しぶ‐がっしょう【四部合唱】
四つの声部からなる合唱。ソプラノ・アルト・テノール・バスからなる混声四部合唱など。
しぶ‐しゅ【四部衆】
4種の仏弟子。比丘(びく)・比丘尼・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)。四衆。
し‐ぶつ【四仏】
金光明経に説く、四方に位置する仏。東方の阿閦(あしゅく)、南方の宝相、西方の無量寿(阿弥陀)、北方の微妙声(みみょうしょう)。 密教で、大日如来の四方に位置する仏。金剛界では東方の阿閦、南方...
し‐ぶつ【四勿】
《「論語」顔淵から》孔子が顔回に与えた視・聴・言・動についての四つの戒め。礼にあらざることを見たり、聞いたり、言ったり、行ったりしてはいけないという戒め。