しみん‐びょうどう【四民平等】
明治初期、維新政府が江戸時代の士農工商の身分制を廃止したときのスローガン、あるいはそのための一連の政策。これによって身分をこえた婚姻や職業・居住の自由などが認められた。
し‐むい【四無畏】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が説法する際に抱く、畏(おそ)れることのない4種の自信。仏では、一切智無畏・漏永尽無畏・説障道無畏・説尽苦道無畏、菩薩では、能持無畏・知根無畏・決疑無畏・答報無畏。
し‐むげち【四無礙智】
仏語。仏・菩薩のもつ4種の自由自在な理解能力と表現能力を智慧の面から示した言葉。教えに精通している法無礙智、教えの表す意味内容に精通している義無礙智、いろいろの言語に精通している辞無礙智、以上の...
し‐むげべん【四無礙弁】
「四無礙智(しむげち)」に同じ。
し‐むりょうしん【四無量心】
仏語。仏が一切の衆生(しゅじょう)に対してもつ、無限で平等な4種の哀れみの心。慈無量心・悲無量心・喜無量心・捨無量心。
しめい【四明】
「四明山」の略。 「四明ヶ岳」の略。
しめい‐が‐だけ【四明ヶ岳】
比叡山(ひえいざん)の東西に分かれた西の山頂。天台宗の聖地、中国の四明山にちなむ名。
しめい‐ざん【四明山】
中国浙江(せっこう)省の東部、寧波(ニンポー)の西方にある山。古くからの霊山で、名は日月星辰に光を通じる山の意。寺院が多い。宋初、知礼がここで天台の教えを広めた。
しめい‐てんだい【四明天台】
宋初の高僧知礼の学系を伝える中国天台宗の一派。山家(さんげ)派と称して山外(さんがい)派と対立。天台の正統派。四明学。
しめい‐の‐きょうほう【四明の教法】
《中国の四明山で知礼が天台の教えを広めたところから》天台宗の教え。