四文(しもん)と◦出(で)る
軽々しく人の話に横から口を出す。「何でも—◦出たがるから不便(ふびん)だ」〈滑・浮世床・初〉
しもん‐や【四文屋】
江戸末期、4文均一の食べ物や品物を売った大道商人。また、その店。
しもん‐ゆうかん【四門遊観】
釈迦(しゃか)が太子だったとき、王城の東西南北の4門から出遊して四つの出来事を見て出家の決意をしたこと。東門を出てつえにすがる老人を見て、生あれば老あるを悟り、西門を出て病人に会い、生あれば病あ...
し‐ゆう【四友】
1 画題となる四つの花。雪の降るころに咲く玉椿・蝋梅(ろうばい)・水仙・山茶花(さざんか)。また、梅・松・竹・蘭(らん)。 2 四つの文房具。筆・墨・紙・硯(すずり)。
し‐りん【四輪】
仏語。 1 大地、すなわち須弥山(しゅみせん)の下にあって世界を支えているという4種の大円輪。下から空輪・風輪・水輪・金輪(こんりん)。 2 転輪王の感得する金・銀・銅・鉄の4種の輪宝。
し‐りん【四隣】
1 前後左右の家や人。「牛肉注文の声が—の寂寞を破る」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 隣り合った周囲の国々。
しりん‐おう【四輪王】
古代インドの理想的な国王、金輪(こんりん)王・銀輪王・銅輪王・鉄輪王のこと。4種の転輪王。
しりん‐しゃ【四輪車】
車輪が四つある車。よんりんしゃ。
し‐ろく【四六】
1 4と6。また、4分と6分。「—の割合で分ける」 2 4と6を掛けた数。24。 3 「四六判」の略。 4 「四六文(ぶん)」の略。
し‐ろく【四緑】
九星の一。五行(ごぎょう)では木に属し、東南とする。