かく・む【囲む】
[動マ四]かこむ。取り巻く。「鹿(しし)じもの弓矢—・みて」〈万・一〇一九〉
かこい【囲い】
1 周囲を取り巻くこと。「苗木にわらで—をする」 2 周囲を取り巻くもの。特に、塀や垣根など。「畑に—をする」 3 野菜などを出盛りの季節の後まで蓄えておくこと。また、その場所。「—がきく」 4...
かこい‐おんな【囲い女】
「囲い者」に同じ。
かこい‐こみ【囲い込み】
1 外へ出ないよう囲いの中に入れること。中に取り込むこと。「羊の—」 2 他者に取られないよう確保すること。「人材の—」 3 ⇒エンクロージャー
かこい‐こ・む【囲い込む】
[動マ五(四)] 1 囲いを作って中へ入れる。取り込む。「柵を作って羊を—・む」 2 手元に集めた資金・資材・人員などを、他者に取られないよう確保する。「顧客を—・む」
かこい‐ごめ【囲い米】
「かこいまい」に同じ。
かこい‐じょろう【囲ひ女郎】
「囲い8」に同じ。
かこい‐の‐ま【囲いの間】
茶室。また、離れ座敷。
かこい‐まい【囲い米】
江戸時代、幕府・諸藩・郷村で備荒貯蓄・米価調節・軍事用などに米を蓄えたこと。また、その米。囲い籾(もみ)。かこいごめ。
かこい‐もの【囲い物】
貯蔵しておく野菜・果物。