くに‐がた【国方】
1 地方。国もと。故郷。「我が—のあの時分の娘は、いまだ門にて竹馬に乗りあそびし」〈浮・一代女・一〉 2 国司の庁の役人。「昔より、此の所は—の者入部する事なし」〈平家・一〉
くに‐がまえ【国構え】
漢字の構えの一。「国」「団」「図」などの「囗」の称。
くに‐がら【国柄】
《古くは「くにから」とも》 1 国家の成り立ち。国の状態。「世界中の—と時代とに従て政統は一様なる可からず」〈福沢・文明論之概略〉 2 その国や地方に特有の持ち味。「お—が表れる」
くに‐がろう【国家老】
江戸時代、大名の領国にいて、主君が参勤交代で江戸にいる間留守を預かった家老。→江戸家老
くに‐きょうだん【国郷談】
その地方だけで使われている言葉。国言葉。方言。「他国の者には通ぜず、御—なり」〈おあむ物語〉
くに‐くずし【国崩し】
《国土をもくずすの意》初期の大砲のこと。16世紀、大友宗麟(おおともそうりん)がポルトガル人から石火矢(いしびや)を得て、名づけたという。
くに‐ことば【国言葉】
1 その国で使われている言語。その国の共通語・公用語。国語。 2 その人の故郷で使われている言葉。方言。国なまり。
くにさき【国東】
大分県国東半島東半を占める市。丘陵地が多く柑橘類の栽培が盛ん。電子機器の工場も多く進出している。南部の埋め立て地に大分空港がある。平成18年(2006)3月に国見町・国東町・武蔵町・安岐(あき)...
くにさき‐し【国東市】
⇒国東
くにさき‐はんとう【国東半島】
大分県北東部の、瀬戸内海に突き出た火山半島。中央にある両子(ふたご)山は標高720メートル。石仏や古寺が多い。