じ‐かろ【地火炉】
泥を塗り固めて作った炉。囲炉裏(いろり)。「一間(ひとま)は昼ゐる所なめり。—など塗りたり」〈今昔・一二・三四〉
ち‐かろ【地火炉】
⇒じかろ(地火炉)
じ‐がい【地貝】
貝合わせで、貝殻を左右に分けたうちの右貝。→貝合わせ
じ‐がお【地顔】
化粧していない顔。素顔。
じ‐がしら【地頭】
1 能で、地謡(じうたい)の統率者。横2列に並んだ後列の中央に位置する。狂言の地謡にもある。 2 能の大鼓・小鼓の特殊な手配りの名称。舞の中で、テンポを速めるために用いられる。
じ‐がすり【地がすり】
演劇で、地面を表すために舞台床に敷きつめる布。泥裂(どろぎれ)。
じ‐がため【地固め】
1 家などを建てる前に、地面をならして固くすること。地形(じぎょう)。地突き。 2 物事の基礎をしっかりと固めておくこと。「立候補の—をする」
地(じ)が◦出(で)る
隠れていた本性が現れ出る。「今はおとなしいが、じきに—◦出るよ」
じ‐がね【地金】
1 めっきの下地や、加工の材料となる金属。じきん。 2 生まれつきの性質。本性。主として悪い意味で使う。「—が出る」
じ‐きん【地金】
⇒じがね(地金)