しゅん‐ぱん【峻坂】
険しい坂。険坂。
すぎさか【杉坂】
兵庫県佐用郡佐用町と岡山県美作(みまさか)市との間にあったという峠道。
すざか【須坂】
長野県北東部の市。もと堀氏の陣屋町。明治以後は製糸工業、第二次大戦後は電子工業が中心。リンゴ・ブドウの産地。人口5.2万(2010)。
たか‐むなさか【高胸坂】
上を向いて寝ている胸を坂にたとえていう語。「天若日子が朝床にい寝し—にあたりて死にき」〈記・上〉
たばる‐ざか【田原坂】
熊本市北部にある坂。明治10年(1877)の西南戦争の激戦地。 熊本県の民謡。西南戦争で死んだ九州男子をしのんで、明治37〜38年(1904〜1905)ごろ作られた。
だいぶつ‐ざか【大仏坂】
神奈川県鎌倉市西北の丘陵を越える急坂の山道。鎌倉七口の一。大仏切通し。
だらだら‐ざか【だらだら坂】
ゆるやかに長く続く坂。
だんご‐ざか【団子坂】
東京都文京区千駄木から谷中(やなか)・上野に通じる坂。明治時代、菊人形の名所。
だんだら‐ざか【段だら坂】
段状にしだいに高くなっている坂。段のある坂。
ちとせ‐の‐さか【千歳の坂】
千年の歳月を過ごすことを坂を越えることにたとえていった語。「ちはやぶる神やきりけむつくからに—も越えぬべらなり」〈古今・賀〉