おかわせ‐ぐみ【御為替組】
江戸時代、大坂御金蔵の幕府公金を、為替によって江戸に送るのを請け負った商人組織。御為替方。
おがた‐じゅく【緒方塾】
天保9年(1838)、緒方洪庵が大坂に開いた蘭学塾。大村益次郎・橋本左内・長与専斎・福沢諭吉などの人材を輩出した。適々斎塾。適塾。
おくさまにしらすべからず【奥様に知らすべからず】
渋谷実監督による映画の題名。昭和12年(1937)公開。恐妻家を主人公にしたコメディー。出演、斎藤達雄、岡村文子、坂本武、水戸光子ほか。
おけら‐まいり【朮参り/朮詣り】
大みそかの深夜から元旦にかけて、京都の八坂神社で行われる朮祭に詣でること。おけらもうで。《季 新年》
おけら‐まつり【朮祭/白朮祭】
京都の八坂神社で、大みそかから元旦にかけて行われる祭り。火鑽(ひき)りで点じた火でオケラの根、柳の削り掛けを燃やして、かがり火にする。参詣(さんけい)人はそれを火縄に移して持ち帰り、雑煮を煮る火...
おこ・る【起(こ)る】
[動ラ五(四)] 1 今までなかったものが新たに生じる。おきる。「静電気が—・る」「さざ波が—・る」 2 ㋐自然が働きや動きを示す。おきる。「地震が—・る」「洪水が—・る」 ㋑平常と異なる状態や...
おさめ‐やど【納め宿】
江戸時代、江戸・大坂へ回漕されてきた年貢米の御蔵納入や払い米の仲介を請け負った業者。株仲間を組織して冥加金を幕府に納め、手数料を支給された。元来は、年貢米を回漕してきた百姓が、水揚げから御蔵納入...
おその‐ろくさ【お園六三】
寛延2年(1749)に起こった大坂南地の遊女お園と大工の六三郎との心中事件を脚色した、浄瑠璃・歌舞伎などの通称。常磐津節「三世相錦繍文章(さんぜそうにしきぶんしょう)」が有名。
おそめ‐ひさまつ【お染久松】
宝永5年(1708)に起こった大坂瓦屋橋(かわらやばし)油屋の娘お染と丁稚(でっち)久松の心中事件を題材にした浄瑠璃・歌舞伎などの通称。浄瑠璃「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)」、歌舞伎狂言「...
おち‐め【落(ち)目】
1 勢いなどが盛りを過ぎて下り坂になること。「人気が—になる」 2 商品の量目が、送り状の記載よりも減っていること。