のぼ・る【上る/登る/昇る】
[動ラ五(四)] 1 下から上へ、低い所から高い所へ移る。⇔下る。 ㋐他より一段と高い所へ移り進む。「山に—・る」「演壇に—・る」 ㋑そこを通って高い所に行く。「坂道を—・る」 ㋒川の上流へ向か...
のり‐こみ【乗(り)込み】
1 乗り物に乗り込むこと。「乗船切符を買い、さあ—と云うときに」〈福沢・福翁自伝〉 2 能の演技の型の一。右手の扇を上げて前にゆっくりと下ろし、前進する足を止めるとともに拍子を踏むこと。 3 江...
はかたこじょろうなみまくら【博多小女郎波枕】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。海賊毛剃九右衛門(けぞりくえもん)の手下になった京の商人小町屋惣七と、博多の遊女小女郎の情話。通称「毛剃」。
はく‐じん【白人】
1 白色人種に属する人。 2 ㋐物事に未熟な人。不慣れな人。しろうと。「京の色里にて手弱き客を—と言へり」〈浮・常々草〉 ㋑江戸時代、京都の祇園や大坂の曽根崎などにいた私娼(ししょう)。しろうと...
はくち【白痴】
《原題、(ロシア)Idiot》ドストエフスキーの長編小説。1868年刊。白痴とよばれるほど純真無垢な魂をもつムイシュキン公爵が、現実の社会の中でその美しい魂を破滅させていくさまを描く。
川端...
はし‐ばし【端端】
1 あちこちの部分。また、ちょっとした部分。「言葉の—に悪意を感じる」 2 あちらこちらの場所。末端の方の場所。「いまだ京大坂にも—は知らずして」〈浮・胸算用・五〉
はしもと‐そうきち【橋本宗吉】
[1763〜1836]江戸後期の蘭学者。大坂の人。名は鄭。字(あざな)は伯敏。号、曇斎。大槻玄沢に医学・蘭学を学び、蘭書の翻訳と語学教授に当たった。エレキテル(電気)の実験を行い、「阿蘭陀始制エ...
はじめのあい【初めの愛】
坂上弘の長編小説。昭和55年(1980)刊。翌年、第31回芸術選奨新人賞受賞。
はせ‐でら【長谷寺】
奈良県桜井市初瀬(はせ)にある真言宗豊山(ぶざん)派の総本山。山号は豊山。西国三十三所第8番札所。天武天皇の時代に道明が開創と伝える。東大寺、ついで興福寺の末寺であったが、度々の火災ののち、安...
はちけんや【八軒屋】
大坂天満橋から天神橋までの淀川南岸の地域。もと、伏見通いの淀舟の発着場。