はま‐なや【浜納屋】
大坂で、河岸に設けた物置小屋。「大和橋の—借っての出店も」〈浄・生玉心中〉
はやさか‐こうげん【早坂高原】
岩手県北部にある起伏のゆるやかな高原。早坂峠(標高約900メートル)を中心とした一帯。シラカバ・シナノキが点在する。レンゲツツジの群落も見られる。
はや‐だより【早便り】
1 至急の知らせ。 2 江戸時代、飛脚屋が、江戸・京坂間を7日間で届けた書状。
はやり‐か【逸りか】
[形動ナリ] 1 調子が早く軽快なさま。「—にかき鳴らしたるを、中納言、堪へずをかしうや思さるらむ」〈堤・逢坂越えぬ権中納言〉 2 軽はずみで落ち着きのないさま。おっちょこちょい。「品々しからず...
はらみときわ【孕常盤】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。宝永7年(1710)大坂竹本座初演。謡曲「橋弁慶」、古浄瑠璃「十二段草子」などをもとに脚色。
はりま‐ぶし【播磨節】
古浄瑠璃の流派の一。万治・寛文(1658〜1673)ごろ、大坂の井上播磨掾が創始。現在、義太夫節にその語り口が残る。
はん【坂】
[音]ハン(漢) [訓]さか [学習漢字]3年 〈ハン〉さか。「急坂・登坂」
〈さか(ざか)〉「坂道/男坂・女坂」 [難読]坂東(ばんどう)
はんどう‐がたき【半道敵】
歌舞伎の役柄の一。おかしみを帯びた敵役。「仮名手本忠臣蔵」の鷺坂伴内(さぎさかばんない)など。茶利敵(ちゃりがたき)。半道方。
はん‐や【半夜】
1 まよなか。夜半。また、子(ね)の刻から丑(うし)の刻まで。「—行人稀なる築地居留地を歩して」〈芥川・開化の殺人〉 2 一夜を二分したその半分。「—の宴」 3 江戸時代、京都島原・大坂新町など...
ば‐しゃく【馬借】
1 中世、馬上に荷を乗せて運んだ運送業者。主に畿内とその周辺に発達。近江(おうみ)の大津・坂本、山城の木津などが有名。しばしば土一揆の主体となった。 2 「馬借一揆」の略。「京都は—の沙汰之(こ...