ぼう【坊】
[名] 1 ㋐僧の住居。僧房。房。転じて、僧侶。「師の—」 ㋑寺社が信者のために設けた宿泊所。宿坊。 2 幼い男の子に対する愛称。また、その自称。「—をつれて散歩に行く」 3 奈良・平安時代の...
ぼう【坊】
[常用漢字] [音]ボウ(バウ)(呉) ボッ(慣) 1 方形にくぎられた町の区域。市街。まち。「坊間・坊市」 2 住居。へや。特に、僧の住まい。「坊主/教坊・酒坊・宿坊・僧坊・本坊」 3 僧。「...
ぼう‐かん【坊官】
1 春宮坊(とうぐうぼう)の職員の総称。 2 門跡家などに仕え、事務に当たった在俗の僧。剃髪(ていはつ)し法衣を着るが、肉食妻帯し、帯刀を許された。殿上法師。房官。
ぼう‐かん【坊間】
町の中。市中。また、世間。「—の取り沙汰によれば」
ぼうかん‐の‐しょ【坊間の書】
世間の多くの人が読んでいる書物。通俗書。
ぼう‐が‐つる【坊ガツル】
大分県南西部、竹田市にある湿原。九重(くじゅう)火山群の主峰・久住山と大船(たいせん)山の間の山岳地域(標高1000〜1270メートル)の小盆地床に形成されている。国内最大級の中間湿原(面積0....
ぼう‐がね【坊がね】
《「がね」は接尾語》将来、東宮に就くべき候補者。皇太子候補。「—を、一人にもあらず二人まで」〈宇津保・蔵開中〉
ぼう‐こく【坊刻】
民間で出版すること。また、その書物。
ぼう‐さだめ【坊定め】
東宮を定めること。立太子。「—のことにやあらむ」〈宇津保・国譲下〉
ぼう‐さん【坊さん】
1 僧を親しみ敬っていう語。 2 男の子供を親しんでいう語。