ちょうさい‐ぼう【嘲斎坊】
人をあざけり、ばかにすること。また、からかわれ、ばかにされる人。嘲斎坊主。「いやきさまたちゃあ、おれをいい—にする」〈滑・膝栗毛・五〉
つくしん‐ぼ【土筆坊】
ツクシの別名。
てい‐ぼう【亭坊】
住職。また、隠居剃髪(ていはつ)した亭主。「—勤め過ぎて、しばらく世間の事どもを考へ」〈浮・胸算用・五〉
でく‐の‐ぼう【木偶の坊】
1 人形。あやつり人形。でく。 2 役に立たない人。気のきかない人。人のいいなりになっている人。また、そのような人をののしっていう語。「この—め」
でくる‐ぼう【出狂坊/出来坊】
「木偶(でく)の坊(ぼう)1」に同じ。「六段ながらの—動き出でける」〈浮・一代男・五〉
でこ‐ぼう【凸坊】
いたずら盛りの男の子の愛称。でこぼうず。「うちの—」
とうぐう‐ぼう【春宮坊】
律令制以後明治維新まで、皇太子に関する事務をつかさどった役所。みこのみやのつかさ。 [補説]「東宮坊」とも書く。
とうじんぼう【東尋坊】
福井県北部、坂井市の海岸にある景勝地。日本海の浸食を受けた輝石安山岩の柱状節理がそそり立つ。
とおせん‐ぼう【通せん坊】
1 両手を広げて道をふさぎ、人が通れないようにする子供の遊び。とおせんぼ。 2 通路をふさいで、行く先や交通をさえぎること。とおせんぼ。「トラックが—をしていて通れない」
とられん‐ぼ【取られん坊】
遊女に金品をまきあげられる客。「金のあるほど—」〈吾妻物語〉