けんにんじ‐がき【建仁寺垣】
竹垣の一。四つ割竹を垂直に皮を外側にしてすきまなく並べ、竹の押し縁(ぶち)を水平に取り付け、しゅろ縄で結んだもの。建仁寺で初めて用いた形式という。けんねんじがき。
げき‐えつ【激越】
[名・形動](スル)感情が激しく高ぶること。感情が高ぶって言動が荒々しくなること。また、そのさま。「—な口調で演説する」「情に—して理義を忘るる為に」〈魯庵・「破垣」発売停止に就き当路者及江湖に...
げじげじ‐しだ【蚰蜒羊歯】
ヒメシダ科の多年生のシダ。関東以西の林縁や石垣などに生える。葉は長さ30〜60センチで、羽状に分裂した羽片が中軸に互生するようすがゲジゲジを思わせるのでこの名がある。
こうえつ‐じ【光悦寺】
京都市北区にある日蓮宗の寺。山号は大虚山。本阿弥光悦の没後、日慈を開山として、それまであった大虚庵を寺としたもの。茶室や光悦垣とよばれる垣根で知られる。境内に光悦の墓がある。
こうご‐いし【神籠石】
広い範囲を、切り石を築いた石垣で区画した山城の古代遺跡。北部九州地方に多い。朝鮮半島の古代山城の遺跡に似る。
こうち【河内】
《「かわうち」の音変化》川の流域に開けた平地。「高知らす吉野の宮はたたなづく青垣ごもり川なみの清き—そ」〈万・九二三〉
こうち‐かい【宏池会】
自由民主党に存在した派閥の一。昭和32年(1957)に吉田派だった池田勇人が、ライバルの佐藤栄作と袂を分かって旗揚げ。当初は官僚出身者が多く、党人が主流の清和会などに対して保守本流と呼ばれた。平...
こうらい‐がき【高麗垣】
袖垣(そでがき)の一。竹や葭(よし)などをあらい菱格子(ひしごうし)に組んだもので、多く手水鉢(ちょうずばち)の後ろに設ける。
こが‐は【古賀派】
自由民主党の派閥の一。宏池(こうち)会の平成18年(2006)以降の通称。堀内派を古賀誠が継承。同20年に分裂中のもう一つの宏池会(谷垣派)と再統合した。同24年に自民党総裁だった谷垣の総裁選再...
こくしりゃく【国史略】
江戸後期の歴史書。5巻。巌垣松苗著。文政9年(1826)刊。神代から天正16年(1588)後陽成天皇の聚楽第(じゅらくだい)行幸に至るまでを、漢文による編年体で述べたもの。