さだ
[副]たしかに。実に。「人間(ひとま)守(も)り葦垣越しに我妹子(わぎもこ)を相見しからに言そ—多き」〈万・二五七六〉
さめ‐いし【鮫石】
紡錘虫(ぼうすいちゅう)の化石を含む大理石。岐阜県大垣市赤坂町に産する。
さや【紗綾】
平織り地に、稲妻・菱垣(ひしがき)・卍(まんじ)などの模様を斜文織りで表した光沢のある絹織物。中世末ごろから江戸初期にかけて多く用いられた。さあい。さあや。 [補説]語源は、ポルトガル語のsai...
さんがつ‐じけん【三月事件】
昭和6年(1931)3月、日本陸軍の青年将校が企てたクーデター計画。宇垣一成陸相を首班とする軍事政権樹立をねらったが、計画不備などで未遂に終わった。
さん‐ひめ【三姫】
歌舞伎で、時代物の姫役のうち至難とされる三役。「本朝廿四孝」の八重垣姫、「鎌倉三代記」の時姫、「祇園(ぎおん)祭礼信仰記」の雪姫。
サンブラス‐きょうかい【サンブラス教会】
《Iglesia de San Blas》ペルー南部の都市クスコの市街中心部にある教会。インカ帝国時代の石垣が残るサンブラス地区に位置する。16世紀半ばに建造。日干し煉瓦(れんが)造りのバロック...
さん‐ろうじょ【三老女】
能で、老女をシテとする「檜垣(ひがき)」「姨捨(おばすて)」「関寺小町(せきでらこまち)」の3曲のこと。いずれも習い物として重要視されている。
しおお
[形動ナリ]ひどくぬれたさま。ぐっしょり。「葦垣の隈処(くまと)に立ちて吾妹子(わぎもこ)が袖も—に泣きしそ思(も)はゆ」〈万・四三五七〉
しおり‐がき【枝折(り)垣/柴折(り)垣】
折った木の枝や竹などを縄で結んでつくった粗末な垣。
し‐がき【鹿垣】
1 「鹿木(しかぎ)」に同じ。「行くへも遠き山陰の、—の道の険(さが)しきに」〈謡・紅葉狩〉 2 狩りをするとき、獲物が逃げないように人々が並び立って垣をつくること。〈日葡〉