やれ‐め【破れ目】
やぶれた箇所。やぶれめ。「友垣の中の—直りて」〈緑雨・門三味線〉
ゆい‐あ・げる【結(い)上げる】
[動ガ下一][文]ゆひあ・ぐ[ガ下二] 1 髪などを結んで上へあげる。頭髪を結い整える。「高島田に—・げる」 2 結び終える。また、頭髪を結い終える。「垣根を—・げる」
ゆう【友】
[音]ユウ(イウ)(漢) [訓]とも [学習漢字]2年 〈ユウ〉 1 ともだち。「友愛・友情・友人/悪友・畏友(いゆう)・益友・学友・旧友・級友・交友・師友・社友・親友・戦友・知友・朋友(ほう...
ゆう‐か・く【夕掛く】
[動カ下二]夕方になる。暮れる。「神垣に懸かるとならば朝顔も—・くるまで匂はざらめや」〈詞花・秋〉
ゆき‐がこい【雪囲い】
1 雪国で、風雪を防ぐため、家の周囲を囲うこと。また、その設備。雪垣。《季 冬》「親犬や天窓(あたま)で明ける—/一茶」 2 庭木を雪や霜から守るために、むしろやわらで囲うこと。また、そのもの。
ゆきふり‐がみ【雪降り髪】
馬のたてがみの白いもの。木綿髪(ゆうかみ)。「山がつの垣根のそひに食(は)む駒(こま)の—と見ゆる卯(う)の花」〈夫木・七〉
ゆくら‐ゆくら
[形動ナリ]揺れ動くさま。ゆらりゆらり。「天雲の—に葦垣(あしかき)の思ひ乱れて」〈万・三二七二〉
ゆり【後】
後刻。後日。「我妹子(わぎもこ)が家の垣内(かきつ)のさ百合花—と言へるは否と言ふに似る」〈万・一五〇三〉
ユーモアのさこく【ユーモアの鎖国】
石垣りんの第1散文集。昭和48年(1973)刊行。戦中から戦後にかけて自身が経験したさまざまなエピソードを集めたもの。
よこ‐ごと【横言】
中傷する言葉。よこしまごと。「垣ほなす人の—繁みかも逢はぬ日まねく月の経ぬらむ」〈万・一七九三〉